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販売価格3500万円の住宅は、本当はいくらだったのか?自宅の本来の物件価格を知る方法=牧野寿和

資産価値を考える

立地や建築年数といった様々な条件によりますが、同じ物件を、数年後に中古住宅として購入すると仮定して、その販売価格が3,500万円以上になっていれば、その物件の資産価値が上昇する物件であり、また3,500万円以下なら資産価値が下がっていく物件といえます。

つまり、住宅を購入することは、住宅ローンの返済という負債を抱えながら、同時に高額な住宅という資産も所有することです。

したがって資産価値のある借入れをしてもその分の価値もある、住宅物件を購入することが大切なのです。

70歳までの返済は厳しい

なお、Mさんが(2)(3)ともに、住宅ローンを35歳から35年間返済していては、完済は70歳になってしまいます。いくら定年が延びても、Mさんの老後の家計に影響します。

そこで、何歳の時に繰り上げ返済をするかといった住宅購入時に生涯のライフプランを立ててから住宅を購入することも大切です。

また、そのプランで購入した住宅は、資産価値があるものとして重要な役割を果たしてほしいのです。

資産価値とは

この記事でお話しする資産価値とは、簡潔にいえば、住宅を購入した後、その住宅を売却するとしたら、その時の値段のことです。

また、住宅購入資金を借りて、返済に住宅ローンを組む時の限度額と考えてもいいでしょう。

たとえば、売値が3,000万円の物件でも、3,000万円全額融資をしてくれる物件や、2,000万円しか融資してくれない物件もあります。その違いは、担保にする物件の違いです。つまり資産価値が違うということです。

Next: 資産価値が高い住宅の特徴とは

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