資産価値が高い住宅の特徴
資産価値が高い物件の特徴としては、誰もが住みたい家です。
たとえば次の2つです。
(1)土地の条件として
・敷地は、平坦で起伏のない
・三角や台形ではなく正方形や長方形
・さえぎるものがなく日当たりがいい
・隣地との地境が明確にされている
・自家用車が十分すれ違える幅の道路に接している
(2)立地(住む人によって評価が変わります)
・文教地区
・商業地区
・鉄道の駅が近く、交通の便がいい
・昔から名の通った地名
といった物件です。
反対に、資産価値の低い物件は、たとえば、
・自治体などが制作しているハザードマップなどで、大雨の時に水害になりやすい
・幹線道路が近く、騒音の激しい
・犯罪が多発している地域に近い
つまり、物件価格はお値打ちで、自分にとってはよくても、多くの人が住みたいと思わなければ、資産価値は高くならないのです。
建物でなく土地で売買する理由
ところで、家が建っている土地を売却するとき、一般的には、その家を解体して更地にしてからの方がいいと言われることがあります。
その理由は、建物を解体して更地にした方が、高額な売買が期待できるからです。
なぜなら、土地は購入後、特に手入れをすることもなく保持続けることができます。また、地価は、株価などより穏やかに変動するともいわれ、資産運用の対象になっています。
しかし、建物は、いくら修繕費をかけて手入れをしても、築年数とともに劣化して資産価値、つまり売却価格は下がっていきます。
その物件を購入する立場で考えれば、建物は不要で土地が欲しいとき、築古の建物を解体する費用を含めた値段で買いたくなるからです。
残念ですが、住んでいた人の、その家への思い入れは売買価格の評価の対象にはならないです。