今夜の想定は1ドル=144.00〜145.90円
となると、トレードとしては、予想並かそこそこ強めの数字が出て146.00円手前で伸び悩むなら、146.00円で跳ね返されるのを確認して介入警戒からの下落に期待してショート(売り)するか、あるいは予想を下回って144.00円に落ちてくるならロング(買い)といった程度です。
前者の場合は146円台に定着するなら一旦撤退ですし、後者の場合は目先安値の143.50円を割り込んだら損切りでしょう。
バイアス的には常に上方向ですが、介入警戒の値動きも想定されますから、あまり長くポジションを持ちすぎず、50銭〜1円幅が利食い目標でしょう。
また、仮に147円といった1998年の高値に近づいてくるようだと、介入警戒感からの急落や、実際の為替介入が起こってもおかしくないですから、146円を超えそうなら一旦利食いで、特にロングポジションは持たないようにしましょう。
あっさり高値を更新して147円という話になると、為替介入の効果は限定的ということで、一段と大きめの介入が入って叩き落とされて一瞬で10円ぐらい円高に傾いてロスカットということになりかねませんから、ご注意いただければと思います。
ちなみに、10円幅の大きめな介入となれば、おそらくは事実上最後の為替介入ということになりますので、そうなれば下がり切ったのを待ってコツコツとロングしていけば大ボーナスとなるでしょう。不安な方は介入されるのをまって手堅くトレードしていきましょう。
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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2022年10月7日)
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による