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ビットコイン「冬の時代」に買っているのは誰か?相場を牽引するミレニアル世代が見つめる強気予測=高島康司

ビットコインは昨年11月の過去最高値779万円から一時は238万円台まで下落した。「冬の時代」に入ったように見えるが、現在は安定的に推移して310万円台にまで回復している。こうした状況なので、かなり強気の予測も多くなっている。特に「ツイッター」や「テレグラム」などのSNSで膨大なアクセス数のある伝説的なトレーダーや著名な投資会社のCEOなどが投稿した予測に注目が集中していた。それらを紹介しながら、今後の展開について考えたい。(『ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン』高島康司)

【関連】ビットコインの過激な楽観論「2038年に10億ドル突破」は本当か?試金石はエルサルバドル法定通貨化=高島康司

※本記事は『ヤスの第四次産業革命とブロックチェーン』2022年8月2日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。

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依然として安定して推移しているビットコイン相場

ビットコインを中心とした暗号通貨の相場は安定的に推移している。

ビットコインは7月18日に300万円台の水準を回復してから、相場は310万円台から320万円台で安定的に推移している。この記事を書いている8月1日の時点では、310万円台で取引されている。IT関連のハイテク株の多いナスダックの相場とはゆるやかに連動している。

こうした状況なので、かなり強気の予測も先週以上に多くなっている。特に「ツイッター」や「テレグラム」などのSNSで膨大なアクセス数のある伝説的なトレーダーや著名な投資会社のCEOなどが投稿した予測に注目が集中していた。それらを紹介する。

注目を集める強気派の予測

まずは、ビットコインアナリストのウィリー・ウーの予測である。

ウーは7月30日のツイートで、ビットコインの蓄積は上昇していると主張した。彼は、歴史的なビットコインの動きを描いたビットコインの変動と底値のチャートを提示し、ビットコインの強力な買いが進んでいるので、今後もビットコインの強気派は上昇を期待できるとした。

また、「Documenting Bitcoin」というアカウントはさらに強気の予測を展開している。これは80万人のフォロワーを持つ非常に人気の高いアカウントだ。ツイートでは価値のある資産をリストアップしたチャートを共有し、ビットコインがおそらく1,000万ドル(約13億3,300万円)に達することができると極端な予想を展開した。

このアカウントが誰のものかはよく分かっていないが、これまでの分析は的中していることから、著名なアナリストではないのかと噂されている。その奇想天外な予測の根拠はこうだ。

「ツイッター」でこのアナリストは、金、不動産、株式などの資産の市場価値の合計をリストアップし、その後、ビットコインがそれぞれから何パーセントの市場シェアを奪い取る可能性があるかを測定した。アナリストは、ビットコインの潜在的な市場規模は約206兆9,000億ドルに達すると見ている。ビットコインの最大供給量が2100万トークンであることから、1ビットコインあたりの価格は約985万ドル(約13億円)になる計算だという。

またこのアナリストは、次のような予測も成り立つのではないかとしている。ビットコインは最終的に金の地位に取って代わるので、現在の金の市場、13兆ドル規模になる可能性もあるとしている。13兆ドルの時価総額では、1ビットコインは約61万9,047ドル(約8,230万円)の価値となる。

Next: ミレニアル世代はどう見ている?最終的に金を追い越すとの見方も

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