今夜の想定は1ドル=130.00〜132.50円
結論としては、平均時給も含めて全体的に予想並のちょうど良い数字が出ないと、ドル円の上昇にはつながりにくいということで、発表直前のレートを見てショートするか、発表前に131円台前半から下のレベルであれば、結果を見てから戻り売りを狙いたいところでしょうか。
雇用者数が予想を上回って発表直後は上昇したとしても、平均時給が強くても弱くても結局は下げやすそうではありますからね。強ければ強いでインフレ継続で株安の円高、弱ければ弱いでインフレピークアウトが織り込まれてドル安です。今回は雇用統計にありがちな前戻しが想定されやすいでしょう。
ただし、瞬間的な値動きはともかくとして、ジリジリと133.00円レベルを上回ってくるのであれば、様子見するかポジションを持ってる場合は一旦損切りで。
また、今回はイースター休暇で海外勢がいないということで薄商いでレートが飛びやすく、かつ約定しにくくなる可能性がありますから、ポジションを少し減らすなどして不測の事態に備えましょう。
それから、この週末で雇用統計の消化が足りずに週明け月曜日まで影響が残る可能性も十分ですので、なるべくポジションを持ち越さないようにしていただければと思います。
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本記事は『マネーボイス』のための書き下ろしです(2023年4月7日)
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による