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行動経済学者が説く「無理なくお酒やタバコの量を減らす」心理テクニック=ゆうきゆう

「今日も明日も、毎日同じだけの酒を飲もう」

たとえばお酒でも同じ。

「減らそう!」と思うのではなく、「今日も明日も、これから毎日同じだけの酒を飲もう」。

すると今の一杯が「一生の一杯」になることに気がつきます。そうしますと、やはり重みが生じるので、

今日ガマンすれば明日もガマンすることになる
今多く飲み過ぎると、明日もずっと多く飲み過ぎることになる

と考えられます。

これによって「今の自分だけが頑張って大変」ではなく「未来までの自分も一緒に頑張っている」と思うことができます。

その結果、どんどん飲酒量は減ってくるというわけです。

実は誰かの指示がなくても実行できる

これは誰かから「指示」されたり、「命じたり」しなくても構いません。

普通に考えますと、「今日の行動」は「明日の行動」に通じます。

ガマンしなくては、と思っても、今日はガマンできなかった。そんな人が、明日もガマンできるとは到底思えません。

今日の行動は、その人の「毎日」のこと「すべて」を表しているのです。

ハッキリとそう考えてみてください。

今日の行動は、これからの毎日と「まったく同じ」です。そう思って、すべての行動に対処してみることです。

その数分のネットが…?

タバコや酒の他に、「ネット」でも同じ。

あなたがダラダラとネットを見てしまうこともあるでしょう。こんなときに「明日から真面目に勉強しよう」とか「今日だけ少し見よう」と思ってしまうと、やはり毎日同じ行動を繰り返してしまうことになります。

「たった5分」と思ったとしても、これから先、毎日「たった5分」になったらどうでしょうか。

1年365日に5をかけて、約1800分。30時間です。それが50年続くなら、1500時間になります。一日の、たとえば仕事や勉強時間が「8時間」だとしても、約200日。半年分です。

すなわち一生が、半年分、短くなるのと同じです。

たった5分」で「半年分」ですよ?

それが「1時間」なら、「12倍」することになります。6年分です。3時間なら18年分です。気が遠くなりませんでしょうか。

重ねてあなたの「今の数分」は、「毎日の数分」だと考えてください。

今日の行動は、そのまま明日から先、未来永劫に「コピー」されると考えるのです。そうすれば、これからの行動も、引き締まっていくのではないでしょうか。

Next: 禁酒・禁煙だけでなく「プラスの習慣」だって強化できる

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