Gゼロとは、グローバルな課題への対応を主導し、国際秩序を維持する意思・能力を持つ国家や国家の集まりが存在しない状態と説明しています。
AIに「Gゼロとはなにか」を聞いてみました。「国際政治における権力の空白」という答えが帰ってきました。
空白…。欧米の影響力の低下や発展途上国政府の国内重視によって生じたとあります。
米国では自国ファーストの政権が生まれ、欧州では「右傾化」が進んで極右政権が誕生しつつあります。
自国の利益優先。自国民の経済状況改善が優先課題。そのためには、他者を排除することはいとわないよいうことでしょうか。
(仕事を奪う)移民の排斥のような、社会が寛容さを失い、それこそ、欧州各国で極右政権が誕生したらEU離脱ドミノによるEU崩壊が現実味を帯びてくるのではないでしょうか。
全世界が自分たちのことで精一杯に…
ユーラシア・グループは世界的なリーダーシップの欠如は危機的なレベルまで深刻化していると指摘しています。
このため2025年には地政学的不安定が常態化し、世界的な安全保障体制と経済体制が弱体化し、力の空白が新たに生まれて拡大し、ならず者国家が勢いづき、事故・誤算・紛争の可能性が高まるだろう…としています。
世代を超えるような世界的危機、さらには新たな世界大戦が発生するリスクは、私たちが生きてきた中で見たことがないほど高まっている…と恐ろしいことを言っています。
世界秩序が直面する中心的な問題は、国連安全保障理事会、国際通貨基金(IMF)、世界銀行といった主要な国際機関が、もはや世界のパワーバランスを反映していないことにあると指摘しています。
・地政学的な後退
・国際関係における「下降サイクル」
“ならず者国家”であるロシアの存在が世界大戦を引き起こすともしています。
世界大戦は起こるのか?
ロシアは国際舞台で混乱を生もうとする他の主体、とりわけ北朝鮮やイランと軍事的・戦略的パートナーシップを積極的に構築しています。
これは世界安全を守るうえでは由々しき事態です。
また、中国を西側の枠組みに取り込もうとしたのですが、具体的には2000年代初頭に世界貿易機関(WTO)加盟国として国際秩序に組み入れられたのですが、欧米との貿易により中国は目覚ましい経済成長を遂げたが、民主化や法の支配を支持するようにはならなかった…と指摘しています。
その結果、中国と欧米の間の緊張は深まり、対立を深化させたとしています。







