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副業を年商20億円企業に成長させた元・土木作業員の社長に聞く「失敗しない」副業の始め方=俣野成敏

副業を始めるにあたって、一番悩むのは「何を事業にすれば成功するのか」ということ。今回は、土木作業員の傍ら、副業として始めた事業を年商20億円にまで成長させた起業家にケース・スタディとしてインタビューを行いました。副業成功の秘訣はどこにあるのでしょうか?(俣野成敏の『サラリーマンを「副業」にしよう』実践編

【関連】サラリーマンが会社で覚えた技術で副業する3つの方法。新たに「手に職」は遠回り=俣野成敏

※本記事は有料メルマガ『俣野成敏の『サラリーマンを「副業」にしよう』実践編』2021年7月25日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会に初月すべて無料のお試し購読をどうぞ。

プロフィール:俣野成敏(またのなるとし)
ビジネス書著者、投資家、ビジネスオーナー。リストラと同時に公募された社内ベンチャー制度で一念発起。年商14億円の企業に育てる。33歳で東証一部上場グループ約130社の現役最年少の役員に抜擢され、40歳で本社召還、史上最年少の上級顧問に就任。2012年に独立。フランチャイズ複数店舗のビジネスオーナーや投資家として活動。投資にはマネーリテラシーの向上が不可欠と感じ、その啓蒙活動にも尽力している。自著『プロフェッショナルサラリーマン』が12万部、共著『一流の人はなぜそこまで、◯◯にこだわるのか?』のシリーズが13万部を超えるベストセラーとなる。近著では『トップ1%の人だけが知っている』のシリーズが11万部に。著作累計は48万部。ビジネス誌やwebメディア掲載実績多数。『まぐまぐ大賞』を5年連続受賞。

成功する副業とは個人事業主の一択である

今回は「『副業→年商20億円企業』の社長に聞いた副業の始め方」特集をお送りします。

「成功する副業とは、個人事業主の一択である」というのが、以前からお伝えしている当メルマガの主張です。とはいえ、サラリーマンの方にとっては、「事業主と言われても、何をどうしたらいいのか?」というのが正直なところではないでしょうか。

そこで今回、スペシャルゲストをお招きしております。イベント企画・運営、プロモーション事業の他、店舗ビジネス等、幅広く事業展開をしている起業家の馬場大介さんです。馬場さんは何もないところから事業を始め、今や年商20億円企業の社長です。

本日は、馬場さんに起業当時のお話などを聞いてみたいと思います。ぜひ、参考にしていただければと思います。

プロフィール:馬場大介(ばば だいすけ)
1997年、農家の離れで起業。翌年、労働者派遣、飲食店業などを生業とした有限会社グッドウェーブを創業する。当初はクレジットカード開拓業務、店頭デモンストレーター手配を中心に東京西部、多摩エリアに特化した業務を展開。現在は「人から人へ、日々感動体験を届ける」をモットーに、プロモーション事業の他、Dr.ストレッチのフランチャイズ事業、Dr.ストレッチ上海本部の運営と店舗展開、キックボクシングやボクササイズスタジオの運営、全世界で3500店以上を誇る台湾タピオカミルクティーブランド「CoCo都可」の東京本部運営と店舗展開等を行なっている。

※本記事は、馬場さんへの取材をもとに、筆者(俣野)が適宜内容を補って執筆しています。

なぜ、その事業を選んだのか?

副業に関する悩み相談で、圧倒的に多いのが「自分が何に向いているのかわからない」「何を事業にすればいいのか見当もつかない」というものです。そこで、プロモーション事業で起業した馬場さんに「なぜ、その事業で起業したのですか?」と聞いてみました。

馬場さんは、今でこそ年商20億円企業の経営者ですが、起業する前は、非正規の仕事をしていました。

もともとサラリーマンをしていた時に、馬場さんはストレスで体を壊してしまい退職。新しい仕事を探す気力もなく、その日暮らしでいいから「今後、どうするのかをゆっくり考えたい」と思っていたのだそうです。

当時、馬場さんには同棲している彼女(現在の奥さま)がいて、キャンペーンガールの仕事をしていました。彼女は複数の事務所に登録し、少しでも条件の良い仕事を選んで受けていたのだとか。

ある日、彼女が忙しそうに電話しているのを見かけた馬場さん。どうしたのか聞いてみると、「パチンコ屋で試飲ドリンクを配る仕事があるんだけれど、キャンペーンガールが足りないから友だちを紹介して欲しいと事務所から言われた」のだと言います。

彼女は友だちに声を掛け、数名紹介したところ、後日、事務所から「また紹介して欲しい」とお願いされました。

このような声掛けが何度か続き、彼女がせっせと人材紹介のボランティアをしているのを見かねた馬場さんが、「受けるならちゃんと受けたほうがいいよ」と声をかけると、なんと事務所から「20人紹介して欲しい」との依頼を受けたのです。

当時を振り返って、馬場さんはこう言います。

「最初は、意外な反響に驚きました。でも考えてみれば、人材派遣会社は文字通り、人を紹介しないとお金にならないのですから、当然と言えば当然です。私たちが友だちや知り合いに声を掛け、紹介すると喜ばれました。こうして代理店を通じて小さな仕事を単発で受けるようになり、取引先も徐々に増えていきました」

いつの間にか、馬場さんたちにとって、人材紹介が副業のようになっていったのです。

Next: 副業ビジネスが上手くいく“2つの要素”

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