任天堂<7974>が新型ゲーム機「ニンテンドースイッチ」の好調を受け、18年3月期の生産計画を1600万台に引き上げ。これは大ヒット機『Wii』に並ぶ生産ペースで、好業績が期待できます。(『日本株投資家「坂本彰」公式メールマガジン』坂本彰)
大相場になるか?株価のピークは?大ヒット機『Wii』の夢よもう一度
任天堂、新型ゲーム機『ニンテンドースイッチ』生産計画を2倍に引き上げ
3月3日に販売した任天堂<7974>の新型ゲーム機『ニンテンドースイッチ』ですが、17日、好調な需要を受け、2018年3月期の生産計画を少なくとも2倍に引き上げることを決めたそうです。
当初800万台だった生産計画を1600万台に引き上げるとのこと。開始1年目の生産ペースとしては、据え置き型ゲーム機として唯一、世界累計販売台数で1億台を突破した大ヒット機『Wii(ウィー)』に並ぶそうです。
任天堂の広報担当者からコメントは得られなかったため、信憑性のほどは何とも言えません。他の様々な内容についてもノーコメントで一貫しているため、この報道が正しいか嘘かは正確に判断できませんが、1台3万円で単純計算してみても、売上高で4800億円となります。
2017年度の売上高予想は4700億円ですが、本業の成績である営業利益はマイナスです。投資有価証券売却益もあり純利益は大きく伸びておりますが、2018年度は好業績が期待できそうです。
世界累計販売台数1億『Wii』発売以降の業績
参考までに、Wiiの発売は2006年12月でしたが、2007年以降の業績は下記の通り。
2007年:売上高は9665億円、純利益は1742億円
2008年:売上高は1兆6724億円、純利益は2573億円
2009年:売上高は1兆8386億円、純利益は2790億円
このように、数年間に渡り増収増益が続いています。ニンテンドースイッチも、このように推移していくでしょうか?
ちなみにWiiの時は2007年に株価が7万円台まで上昇、大相場となりました。業績よりも株価が先取りする傾向が強いため、2017~2018年あたりが株価の天井と予想しています。
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