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エリアリンク Research Memo(1):2025年12月期は増収・2ケタ増益。2026年12月期も増収増益見込む

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■要約

エリアリンク<8914>は、「ハローストレージ」のブランドで知られるストレージ業界のトップ企業である。ストレージを通じて人々の豊かな暮らしに貢献するとともに、顧客から継続的な収益を得るストックビジネスによる成長加速を目指している。少人数経営を維持しながら、安定収益を生むストレージ運用を事業の柱としており、景気変動にかかわらず利益成長を続けることで、業界の一層の発展をリードする。

1. 2025年12月期の業績概要
2025年12月期の業績は、売上高26,418百万円(前期比7.0%増)、営業利益5,470百万円(同11.5%増)、経常利益5,191百万円(同10.1%増)、当期純利益3,704百万円(同15.7%増)と、売上高・各利益とも期初予想を上回った。セグメント別では、主力のストレージ運用が稼働室数の増加に加え、貸出価格の見直しの効果により増収増益、ストレージ流動化も建築型(ストレージミニ)の販売が好調で、経営の軸足に据えるストレージ事業全体では2ケタ増益となった。土地権利整備事業は、減収減益ながら、大型案件の販売により計画を大幅に上回った。また、その他運用サービス事業も、計画をやや上回る小幅の増収減益となった。これらの結果、自己資本比率は45.6%(前期末は47.9%)と、高い安全性を確保した。また、ROA(総資産経常利益率)8.7%、ROE(自己資本当期純利益率)13.2%と、高い収益性も維持した。期中に実施した株式分割を遡及した修正後ベースで、中間配当12.5円、期末配当13.5円、合計26.0円(同3.75円増)への増配を実施した。2024年12月期より配当性向の目安を30%から35%に引き上げ、株主還元にも前向きであると弊社では評価している。

2. 2026年12月期の業績見通し
2026年12月期の業績については、売上高28,500百万円(前期比7.9%増)、営業利益5,850百万円(同6.9%増)、経常利益5,520百万円(同6.3%増)、当期純利益3,715百万円(同0.3%増)を見込んでいる。主力のストレージ事業は引き続き増収増益の見込みで、ストレージ運用では全国への出店を加速することで、さらなる成長を計画している。経営の軸足をストレージ事業にシフトしており、土地権利整備事業は事業規模の縮小により、大幅な減収減益を見込む。また、その他運用サービス事業も、小幅の減収減益の見込みである。中間配当13.0円、期末配当13.5円、合計26.5円(同0.5円増)への増配を予定し、配当性向は36.3%となる見通しだ。経営環境が想定以上に悪化しなければ、計画を達成する可能性が高いと弊社では見ている。

3. 中期経営計画
推進中の「中期経営計画25-27」では、最終年度の2027年12月期に売上高29,400百万円(2024年12月期比19.0%増)、営業利益6,550百万円(同33.5%増)、経常利益6,170百万円(同30.9%増)を経営目標としている。ストレージ事業の成長及び高稼働により、営業利益率は22.3%(同2.4ポイント上昇)への改善を計画する。土地権利整備事業、その他運用サービス事業の業績は横ばいにとどめる一方、ストレージ事業を成長ドライバーと位置付けて増収増益を計画する。ストレージ事業では、自社出店に加えてパートナー制度の本格運用によるシェア拡大を目指す。また、差別化戦略として、ストレージデータベースの構築によるデータドリブン経営を実現し、新規物件の早期収益化、既存物件の高稼働率維持の2つの軸を確立することで、出店加速のフェーズへ突入する計画だ。国内のストレージ市場は大きな成長余地が見込まれることから、一気に出店を加速し業界シェアの拡大を目指す。初年度である2025年12月期は新規出店数や業績が計画を上回る好調なスタートを切っており、弊社では今後の進捗状況に注目したい。

■Key Points
・2025年12月期は主力のストレージ事業が安定的に増収増益で、売上高・各利益とも期初予想を上回って着地。好業績を背景に増配を継続
・2026年12月期もストレージ事業の拡大による増収増益を見込み、増配を予定
・中期経営計画に基づき、ストレージ運用を柱に利益成長を重視した経営を推進。初年度である2025年12月期は計画を上回る好調なスタート

(執筆:フィスコ客員アナリスト 国重 希)
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