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キットアライブ Research Memo(1):2025年12月期は増収増益。2026年12月期も大幅増収、増益見込み

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■要約

キットアライブ<5039>はSalesforceを活用したクラウドシステムの設計・開発・保守を提供するIT企業であり、SaaS企業向けの技術支援を主軸とした事業を展開している。北海道を拠点に導入支援から製品開発、運用保守までをワンストップで提供し、若手中心の少人数高付加価値型プロジェクト体制を強みとする。業績は好調で、取引先は北海道内だけでなく全国へ拡大した。2026年12月期は前期比20%以上の増収、2ケタの営業増益を見込んでいる。クラウド市場の成長を背景に、エンジニア採用の強化や単価改善を推進し、収益性の回復を図る。成長戦略としては、エンジニア採用を積極的に進め、案件対応力の向上を図るとともに、サービス単価の適正化と市場開拓を推進する。特に全国規模での取引拡大を目指し、北海道外の取引先増加を重点施策としている。財務基盤は安定しており、自己資本比率85.0%と高水準を維持している。今後も拡大基調を保持しながら、積極的な成長投資を行う計画だ。

1. 2025年12月期の業績概要
2025年12月期の業績は、売上高924百万円(前期比10.7%増)、営業利益160百万円(同15.9%増)、経常利益169百万円(同10.5%増)、当期純利益124百万円(同18.4%増)だった。営業利益率が上昇し、収益性の改善が進展した。

2. 2026年12月期の業績見通し
2026年12月期の業績は、売上高1,191百万円(前期比28.9%増)、営業利益185百万円(同15.5%増)、経常利益189百万円(同11.5%増)、当期純利益125百万円(同1.3%増)を見込んでいる。大幅な増収に比べて利益成長が相対的に緩やかなのは、人材採用や育成投資の継続に伴う費用が発生するためである。

3. 成長戦略
同社の成長戦略は、「高成長市場への集中」「人材投資の強化」「グループ連携による案件拡大」の3つで構成される。国内クラウド・AI市場の拡大を背景に、Salesforce導入支援及び製品開発支援を軸にAgentforceやData Cloudなど先端領域へ展開を加速している。2025年12月期の累積取引社数は136社(前期比9.7%増)に増加するなど顧客基盤は着実に拡充した。さらに2025年10月、テラスカイ<3915>の連結子会社化となったことで共同開発体制を強化し、中期的な売上成長と収益基盤の安定化を図る。

■Key Points
・2025年12月期は2ケタの増収増益。営業利益率の上昇により収益性が改善
・2026年12月期は、利益成長は緩やかながら引き続き増収増益を見込む
・2025年12月期の累計取引社数は前期比9.7%増と、顧客基盤拡充
・テラスカイによる連結子会社化で大型案件獲得と共同開発体制を強化

(執筆:フィスコ客員アナリスト 中山 博詞)
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