兵機海運<9362>は30日、2027年3月期第1四半期(26年4月-6月)決算を発表した。売上高が前年同期比0.2%減の33.96億円、営業利益が同66.8%減の0.45億円、経常利益が同50.3%減の0.87億円、四半期純利益が同11.5%減の1.08億円となった。
海運事業について、内航事業の売上高は前年同期比7.3%減の15.90億円、営業利益は同78.2%減の0.19億円となった。主要貨物である鉄鋼製品の国内需要が弱含みで推移していることに加えて、一部荷主の設備入替工事による生産停止期間の影響もあって輸送量が減少した。費用面では、定期傭船料の改定、燃料費の高止まり等運航コストの負担が増加した。また、5月末に自社船「HKL姫神」を売却し、6月末に新自社船「HKL菊水」が竣工しているが、これに伴う社船の不稼働期間が約2か月生じたことも収益の押し下げ要因となった。外航事業の売上高は同13.7%減の2.19億円、傭船料等の運航コストの上昇もあって営業利益は同67.7%減の0.10億円となった。前期に引き続き中国向けの建機・機械類の輸送、韓国、台湾向けの鋼材輸送を中心に営業展開を行ったが、輸送量、航海数ともに減少したこともあり、減収減益となった。
港運・倉庫事業について、港運事業の売上高は同15.2%増の11.44億円、営業利益は同8.5%増の1.04億円となった。円安の継続や、アメリカの関税政策の影響等の懸念材料があったが、輸入では食品類や雑貨類の取扱いが堅調に推移し、輸出では肥料や危険品の取扱いが増加したことから、通関件数は順調に推移し、前年同期を上回った。また、4月に関西物流展に出展するなどセールスを積極的に展開し、既存荷主以外からの新規案件・スポット案件の受注に注力した。倉庫事業の売上高は同0.7%増の4.41億円、営業利益は同14.1%減の0.26億円となった。姫路倉庫の鉄鋼関係の取扱いが前年度に比べ減少したが、港運事業が順調に推移したことから、付随作業を行う大阪・神戸地区の一般倉庫と危険物倉庫の取扱いが増加した。一方で、人件費の上昇や資材費の高騰を始めとする原価の増加や、賃貸倉庫内のLED化による修繕費の計上が利益を押し下げた。
2027年3月期通期の業績予想については、売上高が前期比8.3%増の145.00億円、営業利益が同16.8%増の5.10億円、経常利益が同8.0%増の5.40億円、当期純利益が同0.7%増の4.00億円とする期初計画を据え置いている。
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