友達の友達は安倍昭恵
あくまで中立的な立場で書いていることを断るために書くと、私は先日の参院選で三宅洋平の応援は何一つしていない。それまでまったく計画していなかったのに、なぜ突然の出馬表明に転じたのか、その経緯や理由を知って、まったく賛同できなかったからだ。
なので、べつに三宅洋平を擁護したい目的で書いているのではない。もし炎上の末に三宅洋平の政治生命が絶たれても、それはそれだ。
それでも、このたびの安倍昭恵の訪問を、遠くから対岸の火事を見るように眺めている僕は、べつに悪いことではなかったのではないかと思っている。
最初に「安倍昭恵をどんな人だと思っているか?」と質問したが、僕は一言で言うと「私は私のパワフルおばちゃん」だと認識している。
安倍晋三の妻であることなんて関係なく、自分のやり方でパワフルに行動するおばちゃんということだ。だから知り合いが多いし、気になった人にはどんどん会いに行き、時には批判している人にさえ会いに行って握手してしまう。
これが結果として安倍晋三を支えることになっているのは言うまでもないが、「妻は妻らしく」なんて考え方はせず、「晋三は晋三、私は私なので好きにやりますよ」のスタンスを貫いているように思える。
その中にも計算はあるのかもしれないが、二度もファーストレディの座を手にした女性が、ただ者でないことは間違いない。
だから、原発は必要ないし、なるべく戦争にならないように行動するべきだし、人権や自由は守られるべきだし、弱者を救済するべきだというリベラル的な考え方をしている僕と、安倍昭恵の距離は意外と近い。
友達の友達は安倍昭恵というレベルの近さだ。
三宅洋平の大炎上
そんな安倍昭恵が三宅洋平と知り合ったことで高江に行くことになったのだが、これがビックリするほど炎上している。
しかも、僕のタイムラインに流れてくるのは、安倍昭恵を批判する内容ではなく、アポ無しで連れて行った三宅洋平を批判するものが大半であり、三宅洋平がどれだけゴミクズ野郎なのかという話が盛り盛りに書いている。
「ファーストレディという重要な公人をアポ無しで連れてくるんじゃねぇ!」というのが批判の大半のようだが、手続き論を語るなら、実は、これが最も手っ取り早い方法だったような気もしてくる。
要するに「こんな重要なことは、ちゃんとアポを取れ」と言う人もいるが、もしそれをちゃんとやろうとしたら、本当にアポは取れたとは思えない。問題はここだ。