【中国】溢れるマネー。大都市不動産、バブル期の東京を上回る
日経新聞は、「中国バブル再び、資本規制、マネー反乱」と題する記事を掲載しました。人民元の急落を防ぐため、海外送金等の規制を強めた中国で、国内に溢れたマネーが不動産や株式市場などに集中していると紹介しています。ベンチャー投資も活発化し、IPO件数は増加している一方、シャドーバンキング問題の再燃や、経常収支悪化などの懸念も強まっているとしています。
中国もバブルからの着地について非常に苦労しています。常に傾いては資本を注入し、規則を変え、維持しているわけです。中国主要都市の住宅価格の騰落率を見ても、地方の中堅都市でもまだまだ値上がりが進んでいる状況です。日本も80年代はこういう状況がずっと続きました。
一方、中国の非金融民間部門の債務残高の推移を見ると、GDP比で200%にまでなっています。日本の国家債務もGDP比でこのくらいになっていますが、中国の場合は民間の債務がここまできているわけなのです。実態は恐ろしい状況になっているのです。
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