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「ヘッジファンドの帝王」レイ・ダリオの先行き悲観論はどこまで正しいか=江守哲

ヘッジファンドの帝王は日本をどう見ているか?

一方、ダリオ氏は、マイナス金利を導入した日本は、デフレ緩和というひとつの初期目標を達成したと評価しています。

しかし、インフレの上昇にはほど遠い状況であり、債務レベルも先進国の中では最も高い状況です。

そのため、ダリオ氏は日本についても、欧州同様に長期債務サイクルの終盤にあるとみているようです。

ダリオ流にこれらの不安要素を冷静に分析すると、「経済危機が延長線上に迫っていることは疑う余地がない」という結論になるようです。

ダリオ氏は、昨年初めごろにも同じような指摘をしていましたが、実際には何も起きませんでした。

彼でさえも万能ではないわけです。この点はきわめて重要です。

悲観ばかりでは始まらない

いまは非常に難しい時代ですが、一方で悲観ばかりしていても始まらないことも事実です。

何をリスクと考えるのか、あるいはリスクにばかり目を向けることが正しいのか、非常に難しい判断を強いられている状況にあるといえます。

世界最高のヘッジファンドマネージャーの発言に耳を傾けつつも、自分での頭で考える癖をつけ、それを実際の市場動向に当てはめながら、検証する作業を繰り返すことが肝要です。

そうすれば、自らの力で考えることができるようになり、その能力は間違いなく高まるでしょう。

Next: 江守哲氏、今週のポジショントーク「絶対に売りません」

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