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ロッテ・サムスン・韓進海運…韓国財閥「同時崩壊」のジェットストリームアタック

2. サムスン電子

ロッテ危機は解決の見込みが立ったが、他の3つは全く予想がつかないことになっている。特にサムスン電子ではリコールしたギャラクシーノート7でも急速放電・発熱といった異常が出ており、リコールしなかった中国では販売したギャラクシーノート7が爆発するなどの事故が起きている。

しかもギャラクシーノート7は、世界の主要な航空会社が機内への持ち込み時には「電源を切り、使用しないように」と忠告したり、「充電も禁止」とした。実質、機内での全面禁止みたいなものである。そんな中、ギャラクシーノート7以外でも発煙事故が機内で起きたりと、何かと厄介ごとを引き起こしている。

もう、損害賠償がどうというより、この先、サムスン電子のスマホは爆発物としか見られないのが最大のブランド価値の消失だろう。

3. 韓進海運

これについては8月31日からの物流混乱から、既に1ヶ月が経過している。しかし、韓国政府が支援することもなく、韓進グループで何とかしろという話で、物流混乱は収まる気配はない

そんな中、米国で上陸許可を求めた韓進海運の船員は、「船に戻らないかもしれない」という不信感を持たれて上陸を拒否された。そろそろ、船員も洋上でのスマホ弄りに飽きてきたということだろう。

この先、暴動などが起きなければよいが、船を降りても別の海運会社に就職するという困難な試練が待ち構えている。

Next: 数千億円の損失。12年ぶり全面ストライキで経営揺らぐ「現代自動車」

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