Q11:株式の利回りと利益の予想成長率を計算し、国債利回りと比較せよ
以下は計算です。まずは株主資本の予想成長率を求めましょう。
【1.予想成長率を求める】
(必要な値)
10年平均ROE:36.2%
配当性向:30%
(式)
株主資本の予想成長率=10年平均ROE(1-配当性向)
(答え)
株主資本の予想成長率:25.3%
【2.予想BPSを求める】
さらに、今求めた、株主資本の予想成長率を使って、10年後の予想BPSも求めます。
(必要な値)
直近のBPS:203.46
株主資本の予想成長率:25.3%
(式)
10年後の予想BPS=直近のBPS×(1+株主資本の予想成長率)^10
(答え)
10年後の予想BPS:63996.6円 ¥1,943.8
【3.予想EPSを求める】
この10年後の予想BPSに、平均ROEをかけます。すると、10年後の予想EPSが得られます。
(必要な値)
10年後の予想BPS:¥1,943.8
10年平均ROE:36.2%
(式)
10年後の予想EPS=10年後の予想BPS×10年平均ROE
(答え)
10年後の予想EPS:¥703.07
【4. 10年後予想株価を求める】
さて、予想EPSを求めたら、これに10年平均PERを掛ければ、10年後の株価を求めることができます。
(必要な値)
10年平均PER:61.4
10年後の予想EPS:¥703.07
(式)
10年後予想株価=10年平均PER×10年後予想EPS
(答え)
10年後予想株価:¥43,184.49
【5.年間期待収益率を求める】
10年後の予想株価を使って、年間にどれくらいのリターンが期待できるのかを計算します。
(必要な値)
10年後の予想株価:¥43,184.49
現在の株価:¥985
(式)
年間期待収益率=((10年後の予想株価/現在の株価)^1/10)-1
(答え)
年間期待収益率:45.9%
【結果】
高いですね。もちろんこれは、積み上がった資本をしっかりと活かしきれた場合の話です。個人的には、広告宣伝費に使うことでかなりの売り上げを増やせると思います。インターネットのなかった時代は、店舗を増やすことで実現していたのですが、今は広告宣伝費でそれを行うことができます。
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