今日は、私が最近夢中になっているフリマアプリ「メルカリ」と、その運営会社である株式会社メルカリについてご紹介します。
今までフリマ市場との関わりは、ヤフオク!を利用して、買ったのに使わなかった化粧品などを出品したことがあったのですが、最近は忙しかったのもあり、すっかり遠ざかっていました。
そんな中、娘の誕生で再びフリマ市場に興味を持ちました。娘は5ヶ月になり、日々ぐんぐん成長しています。体重もすでに産まれた時の3倍になり、着ていた服もすぐにサイズアウトしていまします。遊ぶおもちゃも好みが1ヶ月置きくらいにかわったり、本当に赤ちゃん用品の使用期間は短くて、買ったものはまだ綺麗なのに使わなくなり、都度買い揃えるのがもったいないなぁと感じます。
そこで、最近CMでも目にするフリマアプリ「メルカリ」を覗いてみようと思ったのです。(『億の近道』梶原真由美)
ファイナンシャルプランナー。日本ではまだ珍しい顧問契約制のFP会社である株式会社マネーライフプランニング所属。1976年千葉県生まれ。40歳で出産、12歳年下の夫と長女の3人家族。
近くIPOも。世界が注目するユニコーン企業「メルカリ」の業績は?
使ってみて驚いた手軽さ
メルカリは、「株式会社メルカリ」が運営するスマートフォン専用フリマアプリです。渡辺直美さんが出演するCMも流れています。
私が実際に使ってみて驚いたのは、「出品の手軽さ」です。
「スマホカメラで撮影してそのまま出品!」というコンセプトのようで、アプリを立ち上げると、右下に、カメラのマークとともに「出品」というアイコンが見えます。実際に出品する気がなくてもつい押してしまうような位置にこのマークが存在しており、アプリをDLした誰もが1度は必ず押してみるボタンになっているんだと思います。
「出品」ボタンを押すと、撮影するかと聞かれ、まず出品したい商品の写真を求められます。写真を撮影(選択)するとそのまま出品画面にアップロードされて、他に「商品の説明」「金額」「配送条件」を入力すれば出品ができるようになっています。
ものの数分で出品完了です。
出品が終わると、購入に興味がある人たちからすぐに反応がきます。「いいね」と「コメント」で、購入希望者からの反応を確認していきます。
「いいね」は、商品を気になっている人がつけるブックマークのような機能で、売主としては商品を検討してくれている人数を把握することができます。体感的にこの「いいね」が5~10件以上ついたら、この商品は待っていれば必ず売れます。
逆に「いいね」がつかない、増えないのであれば、商品のなにかしらの設定に問題があり、改善しないと売れないと言えます。
そして、実際の購入希望者と直接やりとりができるのが「コメント」です。コメントでは、価格の交渉・商品の情報について・配送方法の希望などさまざまなやりとりが行われます。
買う方はなるべく安く、売る方はなるべく高くを思っている訳ですから、ここでの交渉術は重要です。
そして交渉が成立すれば、商品販売成功!ということになるわけです(即購入といって、コメントもなくいきなり商品購入することもできますが、出品者によっては即購入不可としている方もいます)。
販売者から取る出品価格の10%の手数料が、メルカリの利益となります。
実際に出品してみたらすぐに売れた!
私も最初は「購入者」のつもりで覗いたメルカリでしたが、あまりの出品の手軽さに、娘の好みが変わり未開封のまま残っていた粉ミルクを出品してみました。出品価格は過去の売買状況を参考にし、定価の7割程度にしました。
すると、出品して1分程度で「いいね」がつき、30分後には値下げ交渉のコメントがつきました。出品直後であった事と、いいねの具合をみていたら値下げしなくても売れると思ったので、交渉は丁寧にお断りすると、その後30分でコメントなしの「即購入」で購入していただきました。
購入されると取引画面に移動し、そこでは販売者と購入者のクローズでのやりとりが行われます(購入者の住所なども取引画面で開示されます。出品者の個人情報は開示され
ません)。
なぜメルカリにハマるのか?
興味本位で出品した商品にすぐ反応があり、売れた!お金が儲かったとか、不要な物が売れたとかそういった経済効果ももちろんあるのですが、とにかく「楽しい」のです。この一連の流れに「楽しさ」を覚えるのです。
まるで小さい頃に、「お店屋さんごっこ」をしていた時のような気分なのです。
- 出品の手軽さ
- ユーザーの多さ
- 配送方法の多様性
- 住所非開示等の配慮
…等、メルカリの工夫された色々な要素が、私の感じた「楽しさ」を構成しているのでしょう。
すっかりハマってしまった私は、家に何か出品できるものがないか探す始末。最近は娘を寝かしつけた後、晩酌をしながらメルカリで商品物色するのが日課となっています。
後から調べてわかったのですが、1ユーザーあたり平均40分アプリに滞在しているそうです。私のように雑誌のような感覚で、「何か良いものないかな?」と眺めている人が多いのでしょう。
こんな素敵なアプリを作った会社はどんな会社なのだろう?興味を持って調べてみました。