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敵の敵は味方。プーチンはなぜ暗号通貨「イーサリアム」支援を表明したのか?

暴騰するイーサリアム相場

クレムリンの発表以来、イーサリアムの相場は一気に暴騰。6月12日には、とうとう時価総額が43億4000万ドルの最高値を記録し、ビットコインのそれに並ぶ勢いを示しています。

現在は、36億ドルと、やや落ち着きを取り戻したとはいうものの、ベンチャー・キャピタリストらは、「2018年末を待たずして、ビットコインの時価総額を超えて来る」と見ています。

まさに、「雀の子 そこのけそこのけイーサリアムが通る」です。

しかし、過熱する暗号通貨相場に強く警鐘をならしているアナリストも、一人や二人ではありません。

暗号通貨は、正確には「通貨」とは言えない

地政学の専門家で著名なフィナンシャル・アナリスト、ウォーレン・ポロック(Warren Pollock)は、「ビットコインを含む暗号通貨を買う前に、かなり勉強する必要がある」と、人々のブロックチェーンに対する知識不足に注意を喚起しようとしています。

「ビットコインを含む一般的な暗号通貨は、相場が短期間で大きく動くので報酬も高いがリスクも高い」

彼の言うとおり、まずは原点に返って暗号通貨の本質を見極めることが大切です。

つまり、「ビットコインにしろイーサリアムにしろ、暗号通貨とは、そもそもが私たちが考えている『通貨』ではない」ということです。<中略>

Next: イーサリアムを利用するプーチンにとっての「本当の敵」とは?

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