今週もよく上げました。日経平均の週足は大きな陽線が立ちまして、先週末に比べ、722円高となって終わりました。これを受けまして来週の展望です。(『相場コラム『わしの罫線』』橋本明男)
来週のレンジは1万8400~1万9310円、慌てずとも必ず調整は入る
「記録やぶりは赤信号」
上がるから買う。買うから上がる。そんな相場展開になって参りました。今日は今年最後のメジャーSQでありましたが、日経平均は大幅続伸。ザラ場で19000円の大台を回復、大引けは230円高の18996円。TOPIXは12.67ポイント高の1525.36ポイント、出来高は概算31億3千万株で終わっております。
今週もよく上げました。日経平均の週足は大きな陽線が立ちまして、先週末に比べ、722円高となって終わりました。これを受けまして来週の展望です。
まず、日経平均の変動レンジ
上限:19310円
下限:18400円
以上が計算されます。
メジャーSQを最高値で通過したわけですが、今日という日に日経平均がザラ場19000円台を回復したということは、3月のメジャーSQでは24000円の可能性も出て参りました。
個別の銘柄を見ますと、今日、大変化が見られました。野村HD<8604>と三菱UFJ<8306>の株価が逆転いたしました。
相場の格言に、「記録やぶりは赤信号」というのがあります。今日のこの逆転現象は、そろそろ気をつけなさいということなのかも知れません。
慌てずとも、必ず近々に調整は入ってきます。私はあくまでもその調整を待ちます。調整が入ってから買っても、何ら遅いことはありません。今年残り3週間。慌てず、のんびり行こうではありませんか。では御健闘を祈ります。
『相場コラム『わしの罫線』』(2016年12月9日号)より一部抜粋、再構成
※太字はMONEY VOICE編集部による
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チャーチスト歴35年!【橋本罫線考案者】テクニカルのプロである橋本明男が毎日綴る相場コラム。日々の株式市場の動向から、短期的・中期的な相場の行方を予測。また、東証1部の銘柄を中心に、今が狙い目の個別銘柄の情報も掲載しています。