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平均月給4万円。親日国家「モンゴル」への投資はどこまで有望?=荒川雄一

(5)雑感~野菜と肉が大変豊富でおいしい

さて、上述したように民主化してまだ日が浅いモンゴルではありますが、同じモンゴリアンということもあってか、訪蒙した日本人としては「居心地は悪くない場所」といったところが最初のイメージです。

ロシアと中国に挟まれ、そのバランスを取りながら生き抜いてきた歴史があるため、観光客も1位がロシア、2位が中国、3位が韓国、そして4位が日本とのことでした。

ただ、中国には長年支配されてきた歴史もあるため、一部には反中感情も残っているようです。その影響もあってか、かつてはウランバートルにはたくさんの漢字やハングル文字の看板があったようですが、今はほとんどがロシアで使われている“キリル文字”になっています。風景は違いますが、街の看板だけ見ていると、昔訪れたウラジオストックを思い出しました。

また、標高が高いため、日本では真夏の8月ですが、最低気温3度、最高気温17度と肌寒い天候です。観光シーズンは、6月から8月の3カ月がメインとのこと。このシーズンに、日本の猛暑から逃れてモンゴルに行くのはよいかもしれません。

インフラ事情が悪いため、ホテルで断水になることもありましたが、湿度が低いため、現地の人は週1~2回しかお風呂(シャワー)を浴びないようです。

また、食事についてはあまり期待していませんでしたが、野菜と肉が大変豊富で美味しいのには驚きました。海に面していないため魚はほとんど食べることはできませんが、その分、自然の牧草、薬草を食べている、そして馬の肉は本当に美味しかったです。

放牧されて運動をしているので脂が少なく、霜降りの牛肉が好きな方は日本で食したほうがよいかもしれませんが、羊と馬の肉がこんなに美味しいとは思いませんでした。

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ステーキやしゃぶしゃぶなど様々な食べ方がありますが、まったく臭みがなく、言われなければ羊や馬の肉とはわからないほどです。やはり、動物はエサとして食べているものによって、味がまったく変わるようです。

ちなみに、モンゴルにはジンギスカン鍋はないそうです。「モンゴルの騎馬兵が兜の上で肉を焼いたのが由来」といった話を昔に聞いたことがありましたが、モンゴルでは盾を鍋代わりに使うことはあっても、兜を使うことはないとのこと。ジンギスカン鍋は、どうやら日本の創作料理のようです(笑)。

ご興味がある方は、ぜひ“直行便”で行かれてはどうかと思います。

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海外ファンドで資産を作ろう!』(2017年9月1日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による

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