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【理論株価】日経平均はまだ想定の範囲内、変動上限は2万165円に(12/25)=日暮昭

当マガジンは日経平均の妥当な水準として統計的処理で求めた理論株価をもとに、足元の相場の位置づけを評価する材料を提供するものです。原則として日経平均と理論株価の位置関係を示すグラフと表に若干のコメントを合せて毎週1回配信いたします。皆様のより良い投資成果のための一助にして頂ければ幸いです。
※「理論株価」についてはこちらをご覧ください。(『投資の視点』日暮昭)

プロフィール:日暮昭(ひぐらしあきら)
日本経済新聞社でデータベースに基づく証券分析サービスの開発に従事。ポートフォリオ分析システム、各種の日経株価指数、年金評価サービスの開発を担当。インテリジェント・インフォメーション・サービス代表。統計を用いた客観的な投資判断のための市場・銘柄分析を得意とする。

12/22の理論株価は1万8434円も、日経平均は通常変動の許容範囲

“通常変動の上側”を超え一服する日経平均

日経平均は11月9日のトランプ・ショック後に理論株価を上離れ、12月9日に通常変動の上側を超えた後、上昇の勢いは一服、通常変動の上側に沿った動きを続けています(当面の上昇エネルギーは使い切った?)。

下図は日経平均が理論株価に寄り添った動きを続けた8月から、トランプ・ショックを経て直近の12月22日までの日経平均、理論株価と通常変動の上側と下側の推移を示したグラフです。

日経平均、理論株価と通常変動の上側と下側
2016.8.1~2016.12.22

12月22日の相場は理論株価が1万8,434円、通常変動の上側が1万9,299円に対して日経平均は1万9,427円と通常変動の上側を130円ほど上回ります。通常変動の上側の内であれば、過去の経験的(統計的)な傾向から日経平均は平均的な変動の範囲であり、静観の領域とみなせます。

現状はこの水準を若干超えたところにありますが、通常変動の許容範囲と言えます。

この水準を超えて上昇した場合に注目する次の上値の境界は“変動の上限”です。この値は相場が過熱状態にあることを判断するきっかけとなるレベルで、日経平均が反転する可能性を示します。日経平均は注意領域から警戒領域に入ることを意味します。

さらにこの境界を超えた場合はいつでも出動できるよう臨戦態勢に入ることになります。12月22日の“変動の上限”は2万165円です。ただし、足元の日経平均は変動の上限まで700円ほど余裕があり、当面は慌てず冷静に相場の動きを見る範囲にあると言えます。

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投資の視点』(2016年12月24日号)より一部抜粋

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