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北朝鮮はともあれ強いものは強い! ゴールド・原油は強気相場が目前に=江守哲

原油相場に対する致命的な誤解

原油はもう少しで上値ブレイクのところまで来ました。しかし、そこからがなかなか上がりません。強気になれない向きが、下値で買ったロングを利益確定しているのでしょう。

しかし、WTI原油は51ドルを超えると、全く違う相場になると考えています。この51ドルはきわめて重要です。超えると55ドルまで上昇するでしょう。これはあくまでテクニカル分析における判断です。

WTI原油先物 日足(SBI証券提供)

WTI原油先物 日足(SBI証券提供)

一方、世界の石油市場のベンチマークであるブレント原油は、すでに56ドル台にまで上昇しています。それだけ、強いのです。

日本の市場関係者の「原油価格は弱い」といっているのは、あくまでWTI原油です。しかし、グローバルな原油はブレント原油です。この点を間違えないようにしないといけません。

もし「原油は弱い」と解説している市場関係者が居れば、それは原油市場に関してはど素人の方です。原油はしっかり戻っています

WTI原油を基準に話す人が多いので、私も仕方なくそうしていますが、本当は違います。この点はしっかりと理解していかなければなりません。

さて、ブレント原油が堅調な理由は、言うまでもなく――

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2017年9月25日号の目次

・マーケット・ヴューポイント~「北朝鮮情勢に惑わされない」
・株式市場~米国株は過去最高値更新、日本株はようやく上昇へ
・為替市場~ドル円はは上昇に転換
・コモディティ市場~金は大幅続落、原油はあともう少し
・今週の「ポジショントーク」~株式市場は堅調
・ヘッジファンド投資戦略~「ヘッジファンドへの注目が回復?」-投資戦略構築のポイント~
・ベースボール・パーク~「土曜日は東京でセミナー、日曜日は地元リーグ戦の試合と野球教室」
・セミナー・メディア出演のお知らせ


本記事は『江守哲の「投資の哲人」~ヘッジファンド投資戦略のすべて』2017年9月25日号の一部抜粋です。全文にご興味をお持ちの方は、バックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。本記事で割愛した米国株式、為替、コモディティ各市場の詳細な分析(約20,000文字)もすぐ読めます。

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株式・為替・コモディティなどの独自の市場分析を踏まえ、常識・定説とは異なる投資戦略の考え方を読者と共有したいと思います。グローバル投資家やヘッジファンドの投資戦略の構築プロセスなどについてもお話します。さらに商社出身でコモディティの現物取引にも従事していた経験や、幅広い人脈から、面白いネタや裏話もご披露します。またマーケット関連だけでなく、野球を中心にスポーツネタやマーケットと野球・スポーツの共通性などについても触れてみたいと思います。

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