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トランプ米大統領と「エホバの証人」知られざるユダヤ・コネクション

トランプ親子「私たちはイスラエルのために100%、1000%を戦う」

トランプ政権の閣僚には、ユダヤ人が多く勤務しているゴールドマン・サックス出身者が何人かいます。

ビル・クリントン政権以降、財務関係には必ずと言っていいほど、ゴールドマン・サックス出身者が閣僚に名を連ねています。

だからといって、トランプ政権が、シオニスト・ユダヤで固められた政権であると言うことはできません。

それより、トランプがいかにして一代で不動産王にまで上り詰めることができたのか、その謎を解いていけば自ずと判明することです。

イスラエルの新聞「ハアレツ(Haaretz)」が、トランプ・ファミリーのユダヤ・コネクションについてストレートに書いています。

「共和党の大統領候補の中では、トランプがもっともユダヤ人社会と深い関係を持っている。彼の右腕となって働いている弁護士マイケル・コーエン(Michael Cohen)はユダヤ人であり、娘のイヴァンカは、結婚を機にユダヤ教に改宗した」

米国の不動産業界ではユダヤ人が多く活躍しています。トランプは、その中で働き、イスラエルの支持者として知られています。

彼の自慢の娘で、著名なファッション・デザイナーのイヴァンカ・トランプは、ニューヨークの大手不動産事業者のチャールズ・クシュナーの息子、ジャレッド・クシュナーと結婚するに際して、ユダヤ教に改宗しました。クシュナー家はユダヤ人です。

イヴァンカの3人の子供(トランプの孫)のうち少なくとも2人はユダヤ人です(1人はまだ赤ちゃん)。そして、トランプの会社の副社長もユダヤ人です。

しかし、トランプの選挙活動資金にユダヤ人は資金を提供していません。彼は、大富豪であるため必要ないからです。

トランプは、米国のユダヤ人社会では、特によく知られた存在です。彼は、年1回、ニューヨークで開かれるイスラエルの年次パレードで中心人物としての役目を果たしました

ハリケーン・カトリーナが襲来した後、災害救援金を集めるためにオークションにかける品物を寄せるツェダーカー(Tzedakah:慈善・寄付)の箱を彩った(多くを寄付した)セレブの一人でした。

そして、2016年2月には、娘のイヴァンカとともに、右翼のユダヤ報道機関「アルゲマイネ」の年次ガラ賞を受賞しています。

この授賞式のスピーチで、トランプは、「私たちはイスラエルが大好きです。私たちはイスラエルのために100%、1000%を戦うつもりです。イスラエルは永遠にそこにあるのです!」と力強く語って会場を沸かせたのです。

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