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日経平均2万円はもう無理。前代未聞のトランプ大荒れ相場が始まった=長谷川雅一

安倍政権も危なくなる

トランプ氏は就任直後にTPPからの「離脱」を宣言しました。これは、このあと「TPPより、もっと自国に有利な貿易協定を結ぶため」でしょう。

TPPのレベルでも、日本の農業は「大打撃を受ける」と戦々恐々だったのに、それ以上のもの、つまり、アメリカにもっと有利で、日本にもっと不利な貿易協定を押しつけてくるに違いありません。

それが、どの分野にどう影響するか、今の段階では、わかりませんが、総じて日本企業の利益は圧迫されるでしょう。

日本企業は、トランプという「予測不可能」な大統領の存在のために、先行きが見通せなくなり、うかつに動けなくなります。結局、日本企業は利益を上げることが難しくなります

また、アメリカから無理な要求が出るたびに、日本国内も「もめる」し「混乱」するでしょう。

今は「政権安泰」で、ニタニタしながら民進党を「いじめ」て楽しんでいる安倍総理も、さすがに危なくなるでしょう。安倍政権を潰すのは、民進党ではなくトランプかもしれません。

トランプ就任に際して、安倍総理は無防備にラブコールを送っていますが、それはもう完全な「片思い」。今後は、アメリカ大統領に「会うこと」すら、簡単には実現しなくなるでしょう。

トランプの政策の多くは実現しない

「いや、でも長谷川さん、トランプの政策はマーケットフレンドリーでしょう?株式市場にはプラスじゃないの?」と言われるかもしれません。

確かに、トランプの掲げている政策が着実に実行されれば、それはアメリカ経済や、アメリカの株式市場に好影響を与えるかもしれませんし、アメリカの繁栄によって日本も「おこぼれ」を頂戴できるかもしれません。

しかし、あの独裁的な大統領の政策が、今後きちんと実行されるでしょうか?閣僚人事すら、ままならないまま、すでにアメリカの政治は混乱状態に陥っています。

いくら、議会が共和党多数で占められているとはいえ、あの大統領では、党内分裂もありえますから、そう簡単にコトは進まないでしょう。

僕は、彼の政策の多くが、実現しないか方向転換を迫られるだろう、と予想しています。

トランプは「やる」と言う。だから、市場は「やるんだろう」と受け止める。しかし、その政策は、なかなか実行されない。そこで市場が混乱する。リスクオフになる。そんな混乱の連鎖が予想されます。

今後もトランプは、いろいろな「ムチャ」を言い続けるでしょう。しかし、その「ムチャ」は簡単には通らないし実現しない。それにイライラして、またトランプが「ムチャ」を言い、ムチャをする。

やがて、スキャンダルまみれとなり、支持率が10%を割ったトランプが「弾劾裁判」にかけられるなどして、政治的な混乱は極限に達するのではないか、と予想しています。

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