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日経平均2万円はもう無理。前代未聞のトランプ大荒れ相場が始まった=長谷川雅一

アメリカは「内乱状態」に陥る

トランプ氏の政治は、簡単に言えば「メチャクチャ」です。彼はロジカル(論理的)ではなく、エモーショナル(感情的)な人です。

根拠もなくメチャクチャな主張をし、それを押し通そうとしますし、邪魔者は消そうとします。

自分の言っていることが正しいかどうか、主張に裏付けがあるかどうかなんて関係ありません。彼にとっては、「オレ(トランプ)が正しいと思うことが正しいし、真実だ」なのです。

今後、アメリカは「内乱状態」に陥る可能性が高いでしょう…すでにその兆候が出ていますよね。

彼の言う「アメリカファースト」は、「オールアメリカン(すべてのアメリカ人)ファースト(第一)」ではなく「ホワイトアメリカン(白人のアメリカ人)ファースト(第一)」ですから、国内の分断は深まるばかりです。

ひょっとしたら、今後、アメリカのどこかの州が「わが州は、アメリカから離れて独立する」などと言い始めるかもしれません。

彼の就任演説の原稿を見てください。中学校の英語の教科書に、そのまま載せられるような平易な英語で語られています。

つまり、彼は、知的で論理的な層に語りかけているのではなく、無学で感情的な層に語りかけているのです。アメリカ国内では、これから国民の感情と感情がぶつかり合って、争いが絶えなくなるでしょう。

これまた、マーケットにとってはリスクオフの要因です。

地政学的リスクが高まる

トランプ大統領は「環境保全など、クソクラエ」です。化石燃料でも何でも、どんどん掘り出して燃やせばいい。どんどん売れ、儲けろ、です。

軍備に関しても、「他国がアメリカ以上の軍備を持つことは絶対に許さない。世界最強の軍備を持つ。そのために軍事費の上限を撤廃する」と高らかに宣言しています。

また、「イスラム過激主義を地球上から完全に根絶する」とも宣言しました。

「やれやれ」ですね。これでは、世界中のリーダーが「エゴ」で暴走します。今後、もういつ戦争が起こっても不思議はない、というレベルにまで地政学的リスクが高まる恐れがあります。

ドル円相場に関しても僕は、先行き「円高」を予想していますが、それは、「アメリカファーストなら円高でしょう」という単純な理由に加えて、今後、地政学的リスクが高まる可能性が高いからです。

もちろん、本当に戦争が始まってしまったら「有事のドル買い」でしょうけれど。

こんな状況で、まだ「トランポノミクスで、ドル円は買いだ。株も買いだ」と言えるでしょうか?僕は、ドル円についても日本株についても、まったく買いたいとは思いません

また、これほどの混乱相場は前代未聞で、ヘタに投資をやっていたらひどい目にあう可能性があるわけですから、いっそのこと、しばらくの間「投資を休む」のも一案か、とさえ思っています。

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長谷川雅一のハッピーライフマガジン』2017/1/23号より一部抜粋
※記事タイトル・太字はMONEY VOICE編集部による

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