fbpx

日経平均先物の「何倍もヤバい」ビットコイン先物の傾向と対策=高梨彰

巨額な取引を可能にする先物取引

加えて、「先物」は最終的な決済日と決済価格の決まりが定まっているだけで、規制が無く、取引相手さえ存在すればどれだけ多くの金額でも買うことも売ることも可能です。決済時に損失が発生した際、損失金額を支払うことが可能かどうか、それだけが問題です。

原油先物のように、最終決済にて「差金決済」ではなく、先物を買ったまま決済日を迎えた人は、買った時の先物価格にて原油の現物を入手、売った人は原油の現物を手渡すという方法もあります。

先物価格が安い時に買えば、現物を将来その価格で手に入れることができて便利です。しかし、元手よりも大きな金額の先物を買ったり売ったりしてしまうと、決済時に金額の支払いができなかったり、原油の現物を用意できなくて困ったり。はたまた先物を安い時に買ったは良いものの、決済分の原油を置いておく場所が無くて困ってしまったり。そんな例も有り得ます。実際、先物を高値で買ってしまって、損失を確定するのが嫌で現物決済を選択したものの、商品を置くところはない。仕方なく、急遽商品を備蓄する施設を建設、そんな国があったとか無かったとか。

どう影響?ビットコイン価格の大きな変動率

「ビットコイン先物」は、最後に「決済価格にて差金決済」をする商品のようです。ビットコインの規模(確か約1,100億ドル)の小ささや市場の未熟さを考慮すると、現物の受け渡しにしたら相当の混乱が起こるでしょうから。

あとは「ビットコイン先物」にどれだけの人が参加するかです。何たって値動きが大きいです。ビットコインの変動率は現在年70%ほど。これは約3分の2の確率で価格が70%くらい動く可能性があることを示しています。

ちなみに、日経平均先物の変動率指数は17%米株変動率指数VIXは現在10%程度です。山っ気の多い人には適していますが…。

Next: 現物価格にも影響大、ビットコイン先物は生き残れるか?

1 2 3

この記事が気に入ったら
いいね!しよう

MONEY VOICEの最新情報をお届けします。

この記事が気に入ったらTwitterでMONEY VOICEをフォロー