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本業はどうよ? 米アマゾンのEコマース事業が凄いことになっていた件=シバタナオキ

さらに驚くべき事実が…

さらに驚くべき事実を1つ書いておきたいと思います。

AmazonのアメリカにおけるECの取扱高は、推計で過去1年間で$14.36B(約1兆4,360億円)増えました

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これをアメリカのEC全体の過去1年間での成長と比べてみると、なんとアメリカのEC全体の過去1年間での増加分におけるAmazonのシェアが、69.3%もあることになります。

つまり、YoY+15.5%という悪くないペースで成長しているアメリカのEC市場全体において、その約7割をAmazonが占めているということになります。

逆の言い方をすると、アメリカにおけるECの成長は、Amazon1社によってもたらされていると言っても過言ではありません。

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少し違う推計ですが、AmazonのECにおける市場シェアは年々拡大を続けており、2021年には市場シェアが50%まで到達するのではないかと予測するメディアもあります。

eBayの決算概要

勘のいい読者の方の中には、他のECのプラットフォームは一体どうなっているんだと気になる方もいらっしゃるかもしれませんので、ここでは比較対象として、「eBay」を見てみたいと思います。

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このグラフが、eBayの取扱高の推移です。

同じく2017年7月~9月期を見てみると、取扱高は約$8.8B(約8,800億円)で、YoY+5%に留まっています。

eBay単体で見てみると、EC市場が+15.5%で成長しているのに対し、自社はYoY+5%でしか成長できてないという具合に、徐々に市場シェアを失っていっているというのが現状です。

逆に言うと、そのぐらいAmazonのパワーがアメリカでは強く、年々市場シェアが拡大していっているということが、よくご理解いただけると思います。

Next: まとめ:米EC市場で「完全に1人勝ち」状態のAmazon

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