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生きるも死ぬも日銀次第。住宅ローンを変動型で借りる人が急増している=久保田博幸

15年前は変動タイプが正解だったが…

ちなみに私は、個人向け国債(お金を貸す側)は固定タイプと変動タイプのどちらが良いのかという選択において、それが発行された当初から、将来の長期金利の上昇を期待して変動タイプが良いと答えてきた。結果として長期金利の上昇は限られ、変動タイプは金利がディスカウントされる分、結果として固定タイプの方が有利となったケースが多かったのではないかと思われる。

つまり裏返すと、15年あたり前からみると、住宅ローンは「変動タイプ」で借りた方が良かったのではということになる。

しかし、現状の長短金利差は、ローン金利なので短期のマイナスはありえないとして、0.1%少々となり微々たる差である。

将来、金利が上昇する可能性は十分ありうることを考慮すれば、固定タイプの方が安心であるとは思う。

これも結局は日銀次第ということになるのだが。

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・住宅ローンは変動型にすべきか固定型にすべきか、それは日銀次第!(7/4)
・マネタリーベースの月末残が500兆円超え、さらに増やす意味はあるのか(7/3)
・米国は今頃になって物価目標を達成(7/3)

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6月配信分
・日本の国債市場の機能低下に対する市場からの悲痛な声(6/29)
・日銀は異次元緩和の副作用を意識、政策の微調整はあるのか(6/28)
・昨年度末時点での日本国債の保有者(6/27)
・株式市場を動揺させるトランプ・トラップ(6/26)
・日銀はコミットメントよりも副作用を注視すべき(6/25)
・日本国債の動かなさが、半端ない(6/22)
・ワールドカップの優勝国予想と物価予想の違い(6/21)
・アマゾンが日本の物価を引き下げている?(6/20)
・4月のロシアによる米国債の保有高が前月から半減したのは政治目的なのか(6/19)
・欧米の中央銀行が出口に向かうなか、日銀だけが出口に向かえないのは何故なのか(6/18)
・ECBは年内の資産買入停止を決定、利上げは慎重に(6/15)
・日本の国債市場が静かな悲鳴を上げている(6/14)
・米国の物価動向とFRBの利上げペース(6/13)
・歴史的な米朝首脳会談を前に市場ではリスク選好の動きが進む(6/12)
・4月に日本の投資家はスペインやイタリアの債券を買い越しに(6/11)
・キャッシュレス化に向けて経済産業省が動く(6/8)
・金融市場の動きは何を見て、どのように判断すべきなのか(6/7)
・AIを使って株や為替の動きを予測するのは可能なのか(6/6)
・6月の米国の利上げは確実視、今年は何回利上げするのか(6/5)
・イタリア次期首相は大学教授のジュセッペ・コンテ氏(6/4)
・日銀の国債買入減額にも関わらず円安が進行(6/1)
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5月配信分
・イタリアの政局の行方がユーロにとっても不安要因に(5/31)
・イタリアの長期金利が急上昇、市場動向を見極める必要も(5/30)
・原油先物価格はピークアウトしたのか(5/29)
・欧州リスクが再燃か? イタリアとスペインに火(5/28)
・米朝首脳会談の中止による市場への影響(5/25)
・4月に都銀は超長期国債を大量売り越し、期初の売りか(5/24)
・バンクペイはキャッシュレス化への本命か(5/23)
・イタリアの政府紙幣(mini-BOT)発行構想は、かなり危険な構想(5/22)
・ドル円は113円、米長期金利は4%、原油先物は80ドルに向けて上昇か(5/21)
・3月に中国は米国債保有高を増加させていた(5/18)
・イタリアが政府債務を帳消しにするようECBに要請?(5/17)
・ドル円は110円、米長期金利は3%の節目を上抜けた。今後の動きと円債への影響(5/16)
・機能停止状態に陥りつつある日本の債券市場(5/15)
・ドル円は110円の壁を突破できるのか(5/14)
・国の借金は過去最高を更新、国債のアラート機能は停止中(5/11)
・日銀が金利を上げれば金融機関は打撃を受けるのか(5/10)
・ポンペオ米国務長官の動向が米国債利回りやドル円に影響、イランや北朝鮮問題に関わるキーパーソンか(5/9)
・原油先物が70ドル突破、80ドル台へ押し上げも(5/8)
・金融政策に関する情報発信のあり方(5/7)
・国債の決済T+1が始動、これにより日銀の国債買入がさらにスムーズに(5/2)
・日銀が物価目標達成時期の表記を削除したのは何故か(5/1)
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4月配信分
・北朝鮮リスクの後退で、リスク回避の巻き戻しが強まるか(4/27)
・米長期金利が3%台乗せ、いずれ4%も視野か(4/26)
・今年度最初の日銀の決定会合や国債買入の行方(4/25)
・米長期金利は3%に接近、ドル円は108円の節目突破(4/24)
・3月も海外投資家が日本国債を大量買い越し(4/23)
・欧米主体に世界的に長期金利が上昇、その背景とは(4/20)
・ドル円がここにきての反発してきた理由(4/19)
・デジタル通貨を中央銀行が発行すべきなのか(4/18)
・トランプ大統領はFRB副議長にクラリダ氏を指名(4/17)
・シリアへのミサイル攻撃に対し市場は冷静に受け止める(4/16)
・トランプ大統領に振り回される米国市場、いつまで続くのか(4/13)
・原油価格が3年ぶりの水準に上昇した要因とは(4/12)
・中国の習近平国家主席の発言で貿易摩擦懸念がひとまず後退(4/11)
・セブン-イレブンが独自のスマホ決済を導入するそうだが(4/10)
・日銀法改正から20年、新日銀法の目的を再確認すべき(4/9)
・米国株式市場に対して火に油を注ぐ、トランプ大統領(4/6)
・米国株式市場が乱高下した要因を探る(4/5)
・日銀の異次元緩和5周年、何が起きて今後はどうするのか(4/4)
・今年度の国債発行計画を再確認(4/3)
・日銀短観がピークアウトを示す(4/2)
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牛さん熊さんの本日の債券』2018年7月4日号より
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