成功している経営者は、どんな人をそばに置いているのでしょうか? 前回に続き、夜の銀座で25年という年月を過ごしてわかった夢を叶える人の特徴をお伝えします。(『銀座ママ日高利美のメールマガジン「銀座の教え」』)
※本記事は有料メルマガ『銀座ママ日高利美のメールマガジン「銀座の教え」』2018年7月25日, 8月1日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
1975年生まれ。18歳で銀座のママになるべく銀座で働き始める。多くの一流ビジネスマンを接客することで、一般常識とマナー、気配りの大切さを学ぶ。26歳で銀座のクラブのオーナーとなり、現在は複数の会社を経営する実業家として活躍中。ライフワークとして、米国ロサンゼルス、シリコンバレーやシンガポールでの海外公演をはじめとし、国内では企業の経営者や就職活動中の学生に対する講演から女子力アップセミナーまで、幅広い世代に向けたセミナーの講師を務める。
どんな人が経営者の右腕になれるのか? 夜の銀座で見た成功法則
講演リクエストが多い「成功者の共通点」
本を出版させて頂くようになってから、時々、講演などで講師を務めさせて頂く機会があります。そして最近、とくに講演リクエストの多いテーマがあります。
それは…「成功している人、経営者の33の共通点」です。
お声をかけてくださる主催者さまが、経営者の方々の集まりの団体であることが多かったり、私自身が夜の銀座で25年という年月を過ごしてきて、たくさんの経営者の皆さまと接しているということで、このテーマの話を聞いてみたいと思ってくださっているのではないかと思っています。
今回はその中から、成功者の「近くにいる方々」にスポットを当てて書かせていただきます。
成功者の共通点その7:自分とは違う視点を持っている人をそばに置いている
私が夜の銀座で出会った成功している人・経営者の皆さまの共通点のひとつに、「自分とは違う視点を持っている人をそばに置いている」というものがあります。
仕事に対する考え方でも生き方でも、大抵の人は「自分は正しい」と思って言動をしています。
「自分の考えは正しい」と自分を信じて突き進むことは素晴らしいことですし、時には、その信念が人を魅了し、周りの人を巻き込む力になることもあると思います。
ですが、「自分の考えは『絶対』正しい」という傲慢な考え方を持つようになると、自分とは違う考え方や意見を持った人たちを受け入れることができず、対立するようになってしまいます。
大抵の経営者の人は、自分の考えや意見に賛同する人に囲まれて仕事をしていると思います。価値観が近い人と仕事をすることで、仕事の進み方がスムーズになったり、方向性が定まりやすくなります。
また、そういう人たちと一緒に仕事をすることは、気持ちのうえでも葛藤も少ないし、人間関係での不必要な摩擦も少なく、楽だと思います。
ですが、似通った人ばかりの中にいると、自分の視点でしか物事を考えることができず、新しい発想が浮かんだり新たな視点で考えることが難しくなります。
「自分の考えは『絶対』正しい」と考えていると、自分の考えや意見とは違う人の考えは間違っていると考えてしまうことがあり、経営者や人事権のある役職にあったりすると自分の考え方・意見とは違う人間を排除してしまったりします。
成功者は、多様な考え・意見を受け止める
人それぞれ様々な考え方や意見があるのは当然のことです。
成功している人や経営者の皆さまは「そういう考え方もあるのか」と、自分の考え方や意見とは違う人のことを受け止めることができます。
そして、自分の視点とは違う考えや意見を聞いて考え、今までの自分の考えより良い考え方や結果が出そうだと判断した時には、考え方を改める柔軟性をお持ちです。
成功している人や経営者の皆さまは自分の考えや意見に賛同する人たちを周りに置きつつも、ご自身とは違う視点を持つ人たちから気づきを得られることをご存知です。
なので、時には対立することがあっても、自分とは違う視点を持っている人をそばに置いていらっしゃるのだと思います。