成功者の共通点その8:信頼できる人をそばに置いている
あなたには心から信頼できる人がいますか?
人を信じることは時にリスクを伴い、勇気がいることだと思います。今までに大なり小なり、人から裏切られたと感じて、傷ついた経験が誰にでもあるはずです。
ここで言う「信頼できる人」というのは、「道徳心のある人」や「誠実な人」と言い換えることができるかもしれません。
私の例でお話をさせていただきます。
最近は講演を週に1~2回させて頂くようになり、平日に泊まりで東京を離れることもあるので、お店に出勤するのが週に3日ほどになりました。
お客様やお店で働いてくれているスタッフと今までのように会えないことを寂しいと感じていますが、毎日、出勤していなくても安心してお店を離れられる理由があります。
それは、信頼できるスタッフが私のお店「ルナピエーナ」で働いてくれているから。
私のお店には、オープンから程なくして一緒に働いてくれている男性スタッフがいます。専務として働いてくれている小島さんです。ルナピエーナで17年近く勤めてくれていますが、彼と一緒に働くのは実は3軒目です。
1軒目は私が22歳の頃、売り上げのホステスをしていた時で、面接はそのお店のオーナーママと、その当時お店を任されて店長をしていた小島さんでした。その後、残念ながらそのお店は私が働き始めて7カ月で閉まってしまいましたが、小島さんから誘われて、小島さんが店長をしていたお店で一緒に働くことに…。
2軒目のお店は23歳から2年半、雇われママとして一緒に働きました。
3軒目が今のお店、ルナピエーナ。
ということで、小島さんとは20年、一緒に働いています。
信頼できる3つの理由
実は、私が自分のお店をオープンするにあたって、一緒に働いてくれる男性に求めていたことが3つあります。
ひとつ目は、安心してお店の鍵を預けられること。お店の準備で誰よりも早くお店に出勤してくれて、営業後に片付けをして、火の不始末などがないよう最終確認をしてお店の鍵を閉める。
ふたつ目は、お店を営業日に休まない。夜の世界では当たり前ですが、体調が悪くても黒服の男性はお店を休むことはありません。自分が体調管理ができなかったせいで、お店に迷惑をかけてはいけないと考えています。
みっつ目は、金庫の鍵を預けられる。仕事をしていくうえで、特に飲食店などは現金が動く仕事なので、金庫の中の現金をしっかり管理してくれて、金庫の鍵を預けられることが大切。
その他にも、女の子のシフト管理や、接客業という仕事柄、お客様のお顔とお名前を覚えることも大切です。
ですが、特に上記の3項目が信頼がおけるかどうかの基準でした。
一緒に働くようになり20年。小島さん自身もお客様と名刺交換をさせていただく時に「番頭の小島です」と自己紹介をしていますが、まさにその言葉がピッタリの仕事ぶりです。
また私のお店には、ママとして勤めてくれている緋奈子ママがいます。お客様を大切にする心を持っていることや責任感があるところから、彼女にルナピエーナのママとして働いて欲しいと思い、入店してくれて3年が経った頃にお願いしました。