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なぜバフェットはコカ・コーラを選んだのか? 優れたビジネスにある3要素とは=栫井駿介

優良ビジネスの要素その3「先行者利得」

インターネットの発展により、ビジネスのスピード化が進展しています。

インターネット業界では「Winner Takes All(勝者総取り)」の構図が顕著で、どの企業も自らが勝者になろうとスピードを加速させています。

<圧倒的成長スピードで覇権を握ったAmazon>

最もわかりやすい事例がAmazonでしょう。もとはと言えば単なるインターネットショッピングですから、インターネットとパソコン1つあれば始められてしまうビジネスです。参入障壁はほとんどないと言えるでしょう。

しかし、圧倒的なスピードで投資を続けた結果、いつの間にかAmazonは誰も太刀打ちできないほどの巨大な企業に成長しました。あらゆるものが揃う利便性から、世界中の消費者の財布を一手に掌握してしまったのです。

出典:AMAZON COM INC <AMZN> 月足(SBI証券提供)

出典:AMAZON COM INC <AMZN> 月足(SBI証券提供)

まさに先行者利得を最大限に発揮した事例と言えるのでしょう。

どうやって優れたビジネスを持つ企業を探す?

さて、投資家としての関心事は、どのようにして優れたビジネスを持つ企業を見つけるかということでしょう。株価が割安なうちに素晴らしいビジネスを見つけることができれば、その株を持ち続けることで数倍の利益を得ることも夢ではありません。

一般的に、ビジネスの優劣は利益率に現れます。同じようなビジネスでも、より高い営業利益率となっていれば、何らかの強みを有している可能性があります。何が違って強みが生まれているのか、IR資料をみてじっくり考えてみるときっと見えてくるものがあるはずです。

Next: 優れたビジネスはライバルとの「比較」で探せ? バフェットのやり方とは

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