1月末に公表されたFRBの金利会合以降、相反する米株高とドル安が同時に進行している。しかし、マーケットは小動きに終始し、方向性のつかめない状況です。(『持田有紀子のグローバル投資術~日経先物、FXの投資戦略に最強の味方~』持田有紀子)
※本記事は、『持田有紀子のグローバル投資術~日経先物、FXの投資戦略に最強の味方~』 2019年2月6日号の一部抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会に今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。
慶応義塾大学法学部政治学科卒。野村証券入社、本社・商品本部で株式トレーダーを経て、女性初の総合職として本店営業部へ。株式オプション課や営業課を経験する。退社後は人事コンサルティングの分野で活動し、行動科学や心理学に基づく人事評価のためのコンピテンシーモデルの開発などに携わる。2005年にアルジャントレード(株)を立ち上げ、海外の先物市場や外国為替取引のノウハウの蓄積を活用した投資情報サービスに関わっている。現在、同社における代表取締役。マネーコンサルタント。
小動きに終始する金融マーケット、一般教書通過し手がかり難続く
1月末のFRBの金利会合以降、米株高ドル高が進行
マーケットの3大リスクファクターというのは、株価、金利、為替である。アメリカの中央銀行であるFRBの1月末に金利会合が終わって、トランプ大統領に押し切られた形でドル金利の低下の方向に動いた。
ドル金利の低下は企業コストの低減につながるので、それは株高要因となる。しかるに米国株は先週から一段高をしている。
一方で為替相場はどうなっているか。ドル円を見てもわかるように、とてもドルが高い。昨日は110円台に乗せてきていたが、これは今年の最高値レベルである。
ドル金利が低下するとドル保有の魅力が減るので、ドル相場は下がりやすくなる。株価と違って、ドルは反対に向かっているのだ。
株価が高いのが間違っているのか、ドル高が間違っているのか。そのどちらかが間違っているのだろうが、これはいずれ判明する。でもそれがいつになるのかは予測不可能なのである。
トランプ大統領の一般教書が終わった。民主党が過半数を占める下院を意識してか、自画自賛は変わらないものの、おとなしめなものだったように思う。
日本時間 13時00分
日経=20980, 円債=152.70, JPY=109.79
※本記事は有料メルマガ『持田有紀子のグローバル投資術~日経先物、FXの投資戦略に最強の味方~』2019年2月6日号の一部抜粋です。日銀会合やFOMCなどの重要イベントを控えた今、平日毎日発行中のメルマガをリアルタイムで受信したい方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め今月分すべて無料のお試し購読をどうぞ。
『持田有紀子のグローバル投資術~日経先物、FXの投資戦略に最強の味方~』(2019年2月6日号)より一部抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
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