ZOZOがアルバイト2000人を採用すると発表してまたも注目を集めています。賛否あるようですが、直近の決算をもとに前澤社長のリスク管理の上手さを解説します。(『「ニューヨーク1本勝負、きょうのニュースはコレ!」連動メルマガ』児島康孝)
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ZOZOはまだまだ伸びる?成長株をウォッチするポイントとは
増収減益で株暴落?
アパレル販売のZOZOは、4月25日に2019年3月期の決算を発表しました。
売上高:1,184億円
営業利益:256億円
経常利益:257億円
当期利益;159億円
利益全般は、2018年3月期に比べておおむね2割減となっています。
それで株価は、4月26日に1,965円(前日比201円安、−9.28%)となり大暴落(編注:GW明けから株価は持ち直し、決算発表後の大幅安を打ち消しています)。

ZOZO<3092> 日足(SBI証券提供)
当メルマガでは、日本の株式市場全体については既に2017年にピーク水準と書き、2018年にも株価下落と言ってきましたから、ZOZOのこうした値動きも株価全体の下降局面を反映しています。
こうした株価の下降局面は、おおむね1年半から2年ぐらい続くのが通常ですから、しばらくこうした動きは続きます。
一方、こうした動きが転換した時には?再び上昇相場が始まります。
それに備えて、ZOZOのようなリスク管理が上手い会社についてウォッチするのは有意義でしょう。
前澤社長の想定内?
今回の決算は、前澤社長にとって、まさに想定内でしょう。
メディアでは、あたかもZOZOがつぶれそうな勢いとの報道が目につきます。
しかし、PB(プライベートブランド)の挑戦に失敗して、この分の減益ですから、わかっていた話です。
挑戦は、成功も失敗もあります。失敗したところが2割の減益なのですから、前澤社長のリスク管理は上手いといえるでしょう。
逆にみますと、PBの失敗以外は、ほとんど以前に近い水準で利益を出しているということです。
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