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ついに韓国を潰しにかかった日本。たった3品目の輸出規制で韓国経済は大恐慌へ=勝又壽良

もう文政権の「親日排除」は効かない

韓国は、これまで日韓併合時代を前面に出して、日本の「過去」を問いただして譲歩を求めてきました。その最新版が、文政権の「親日排除」です。韓国国内で、北朝鮮統一へ動かすテコとして、親日=保守系=排除の方程式に使う計画でした。

それには、韓国大法院から徴用工賠償判決を引き出す。そのために、文氏が判決前の昨年8月、「徴用工裁判は永遠の人権問題である」という大演説をして大法院判決を誘導したのです。通常であれば、大法院判決直前という微妙な時期に、大統領がこういう演説は控えるはず。文氏は、堂々とそういう禁を破りました

その結果、まんまと思惑通りの判決が出ました。ここで一気に、親日=保守派を排除して、北朝鮮との統一ムードを盛り上げて突進のはずだったと思います。

その思惑が、日本政府の抵抗で躓(つまづ)き始めたのです。日本が「法律闘争」に出てきたからです。

「第三国仲裁委員会」の設置、さらには国際司法裁判所への提訴をちらつかせました。韓国政府が、日本政府の話し合いの呼びかけに一切、応じなかった理由は、在韓日本企業の資産を差し押さえるコースを選択していた結果と思います。

WTOで日本に負ける

ここで最近、思わざる事態に遭遇しました。日本政府が、3種の半導体材料輸出規制策を発表したからです。韓国では、まさか日本がこういう「手荒な」輸出規制に出るとは想像もしていなかったようです。韓国政府が、まったくその対応策を準備していなかったことに現れています。

韓国政府はあまりの驚きで、大統領府がこの問題の対応の指揮を執らず、産業資源部に委ねて自ら傷を負うことを回避しています。産業資源部は、日本をWTOに提訴すると言い始めています。

韓国は、WTO提訴で勝訴できるでしょうか。

日本からの輸出で、「ホワイト国」(輸出手続きが一括処理される)という優遇される国が27ヶ国あります。

韓国は、今回の日本政府発表で7月4日から「ホワイト国」でなくなります。韓国はこれを不満として、WTOに提訴するというのです。

韓国は「ホワイト国」とは言えない

安倍首相は、今回の措置はWTO規則と無縁であること。貿易管理の問題であるとしています。

韓国が、日本から「ホワイト国」として優遇されたのは、信頼関係があったからです。それがなくなれば、自動的に「ホワイト国」の座が消える運命なのです。

現在の「ホワイト国」を見ますと、すべて民主主義国で欧米主体です。すべて「信頼できる国々」です。韓国のように常時、日本といざこざを起こしている国はありませ。韓国は、徴用工問題以外にも慰安婦問題で、世界中に「少女像」を立てて日本の不利益になるようなことばかり行なっています。やはり「信頼できる国」でなく、日本に「難儀をもたらす国」の方がピッタリした表現の国になっています。

Next: 「日本からの優遇は当然」という韓国の奢り、信頼関係はもう無い…

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