米国を模倣した「株価維持政策」も日本だけ全くうまく行っていない
PKO(株価維持政策)などという株の買い支えは、そもそも米国のPPT(Plunge Protection Team=暴落阻止チーム)をマネして行い始めたものと言われています。
米国本国のPPTの動きは驚くほどうまくいっており、さすがに取引高は大きく減少しているものの、株価自体はバブルの最末期に大きく駆け上がる動きをみせています。
どうもこの部分だけ見ていても、日本と米国は相当状況が異なるようです。
米・欧の中央銀行がさらに中央銀行バブルを維持拡大するために緩和に乗り出し、日銀もそれに追随する動きをとった場合には、日本だけ銀行・証券各社が経営を維持できなくなるとんでもない社会が実現してしまいそうです。
国内では「老後2000万円」の不足をなんとか株式投資で補おうと妙に張り切って、なけなしの資金を株や債券にぶち込もうとするにわか投資家が激増しているようですが、くれぐれも余分なことをして資金を失わないようにお気をつけいただきたい状況です。
<初月無料購読ですぐ読める! 7月配信済みバックナンバー>
※2019年7月中に初月無料の定期購読手続きを完了すると、以下の号がすぐに届きます。
- 日銀の超低金利・人工値付け相場でとうとう証券が総潰れ寸前の事態に(7/31)
- 本邦から劇的に消滅する中間層~諦めの国民がさらに国を悪くする時代(7/30)
- 米国まさかの為替介入・最小のコストで最大の効果なら8月ドル円実施か?(7/29)
- 全然日本株市場に入ってこなくなった海外ファンド勢のなぜ(7/26)
- ボリスジョンソン新UK首相誕生でも何も状況は変わらないBREXIT(7/25)
- 金を猛然と買い上げる中露の金融当局~変わる市場のドル覇権(7/24)
- レイダリオが開示したパラダイムシフトという見方(7/23)
- 参院選終了~トランプが貸しを取り返しに来るディールに厳重注意(7/22)
- 金融市場の視点からみた実に不可解な会社・吉本興業(7/20)
- FOMCの利下げを織り込みすぎの相場~ややもすれば失望売りの材料に(7/20)
- 今年の金融市場のグレーリノ・レバレッジドローン市場変化に注目(7/19)
- 18日の日本株大幅下落はドイツ銀行による換金売りという噂(7/19)
- 1万8000人ジョブカットのドイツ銀行に危機は去ったか(7/18)
- 完全に中銀バブルの最終ステージスタートか(7/17)
- トランプツイートで大きく下げたビットコイン~まさかの米国内売買規制がでれば大暴落か(7/16)
- 金融資本主義は既に終焉し激しい崩壊が到来する可能性(7/15)
- 本邦仮想通貨取引所のレベルの低さ露見~またもホットウォレットハッキング(7/13)
- 相場の過剰な利下げ期待とトランプの双方に負けたパウエル ここからどうなるのか?(7/12)
- 政府が57%株式保有の国策の詐欺生保〜かんぽ生命は即時商品売り止めが適切(7/11)
- 日本の年金は世界一安心で安定したシステムというなら明確な根拠を示せ世耕大臣(7/10)
- トランプが再開した中・欧への為替批判〜決定的対抗措置はいつでるのか(7/9)
- 既存の経済学の物差しでは判断できない中銀の政策状況で先行き不明をどう乗り切るか(7/8)
- 消費税10%後は向こう10年増税なしは本当に実現てきるのか?(7/5)
- 世界主要中銀から消えた経済学者〜これから中銀政策は一体どうなるのか?(7/5)
- 米株買いの日本株売りをする投機筋多発では日本株が上がるはずはない(7/4)
- ステーブルコインに対する金融庁の見解は超厳しい(7/3)
- 損ジャ日本興亜の4000人配転・削減に見る本邦企業の新たな労働搾取の脅威(7/2)
- 想定外の米債金利反転上昇は今年後半相場暴落のトリガーになる危険(7/1)
※本記事は有料メルマガ『今市太郎の戦略的FX投資』2019年7月31日号の抜粋です。興味を持たれた方は、ぜひこの機会にバックナンバー含め初月分無料のお試し購読をどうぞ。
『今市太郎の戦略的FX投資』(2019年7月31日号)より抜粋
※太字はMONEY VOICE編集部による
初月無料お試し購読OK!有料メルマガ好評配信中
今市太郎の戦略的FX投資
[月額880円(税込) 毎週月・火・水・木・金曜日]
個人投資家がもっと得難いファンダメンタルズを徹底的に集めテクニカルで売買チャンスを探るFX投資家のためのメールマガジンです。土日を覗く平日毎日の配信となりますので、確実に日々の売買に役立てることが可能です。