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GPIF運用益4.7兆円~それでも日本の公的年金は実質破綻している=近藤駿介

安倍総理やGPIFの言うことが「正しくない」ことの証拠

このように考えると、「公的年金は金融的には実質的に破綻している」可能性が高いといえる。

もし、総理やGPIFの言う通り「年金財政上、必要な額を下回るリスクは小さい」のであれば、「掛け金引き上げ」「給付額減額」「給付年齢引き上げ」というような措置をとる必要はないはずである。

換言すれば、こうした措置をとっているということは、総理やGPIFの言うことが正しくないことの証明でもある。

円安・株高の流れが止まり、金融市場が不安定になって来たことで、GPIFの運用に対する注目も高まってきている。

しかし、GPIFが抱える問題は、「黒字だ」「赤字だ」というものだけではなく、もっと本質的なところになる。株価や為替の動きに一喜一憂するのではなく、これを契機にGPIFが抱える本質的な問題に焦点があてられていくことを期待して止まない。

【関連】安倍総理が国会質疑で答えなかった年金運用の「不都合な事実」=近藤駿介

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近藤駿介~金融市場を通して見える世界』(2016年3月2日号)より
※記事タイトル、本文見出し、太字はMONEY VOICE編集部による

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ファンドマネージャー、ストラテジストとして金融市場で20年以上の実戦経験を持つと同時に、評論家としても活動してきた近藤駿介の、教科書的な評論・解説ではなく、市場参加者の肌感覚を伝えるマガジン。

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