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日本の年金、世界格付け37か国中31位の最低クラス。若者の未納が止まらず窮地=今市太郎

お気楽なGPIF理事長は、部下の女性との不適切行為で減給へ

そんな中、農林中金での実績が認められてGPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)の理事長になった高橋則広氏が、度重なる内部通報で、部下の30代の女性職員と複数回公用車に乗って食事に行くなどの不適切行為があったことが発覚。

6か月間減給」という懲戒処分を食らっています。

まぁ食事に行くだけではなく、周辺が呆れるような雰囲気が漂っていたのでしょう。

GPIFの投資は成功しなかったが、個人的には部下の女性とはうまくいっていたということでしょうか?(妄想ですが)。

この人物、GPIFとしての運用成果の低さなどは別段なんとも思っていないのでしょうが、どうしてこういう人物が理事長に抜擢されるのか。それがまずよく理解できない状況です。

「運用畑のエキスパート」だが…

この高橋則広なる人物、2016年にJA三井リースの社長から抜擢されて現職に就任しているわけですが、東大法学部を卒業後、農林中央金庫に入社し、債権投資部長や開発投資部長を歴任した、いわゆる運用畑のエキスパートとされています。

しかしこの農中は、サブプライムローンが問題になった時にもその関連商品を大量購入し、6,200億円もの莫大な赤字を出すこととなっており、決して目利きではないことが気になります。

足元では高橋氏なき農中がまたしてもCLO(ローン担保証券)を大量購入して、ごく近い将来に大損をぶっこきそうな状況で、ダメ運用のDNAは延々と引き継がれていることが窺えます。

この業界に詳しい事情通に言わせると、この農中の運用総資産は60兆円を超えるかなりの規模ですが、実際の投資に関しては長年海外のファンドや米系の投資銀行に丸投げしてみているだけ。リーマン・ショックのようなことが起きると、真っ先に大損するアホな存在として知られているようです。

こういうところから肩書きだけで経営幹部を採用するのは、いったい誰の差し金なのかわかりませんが、運用成績が上がらないのは当たり前の話です。

部下の女性と不適切な関係を構築するのに血道をあげるような輩を、なぜいつまでも雇用しておくのでしょうか?

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