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第2の矢「機動的な財政出動」が次の動意を生むか?中間反騰の天井は=山崎和邦

(13)米国株は今年後半から高いとする野村証券マーケティング部の見方

同社同部の公式予測を要約するこうである。米国景気が堅調を維持する。

米供給管理協会が3月1日発表の発表によれば2月の製造業景況感指数は拡大縮小の分かれ目となる「50」を下回って「49.5」であったが、これは前月の「48.2」からは上昇、米製造業に底打ちは見られたとし、そのほかにも企業業績の回復を評価して米株価は今年後半から上昇する、というものである。

同社同部の株価見通しは、専ら企業業績をファンダメンタルの基礎となし、その方面からの予測が基礎である。嘗て「調査の野村」のブランドで「営業の野村」をオブラートで包み企業業績面では成功してきた長い歴史がある。

しかし、同社同部の株価見通しは、株価の中長期のサイクル、日柄、上昇率、幅、需給関係等のテクニカル面を軽視するか、或いは無視すると言う傾向が昔からあった。

そして何より警戒すべきことは同社同部は株価の動きによって株価予想値を気軽に変更することだ。

これは、株価が下がるにつれてウリ指し値を下げて行って結局は売りそこなって長年引かれ玉(評価損)を持ち続けると言う優柔不断な顧客の行動範疇にある。

とはいえ、まんざらデタラメなら1947年以来、存続する筈はないから多少は脳裡に入れて「参考にする」程度でよかろうと思う。

(14)野村証券マーケティング部に欠如しているテクニカル面は次のように重要である

12月20日号の(1)で本稿はこう述べた。

筆者は自分では忘れていたが武蔵小杉のKさんがセミナー後の懇親会で言われたので調べたら12月20日号にこう書いていた。

「(12月)18日(金)は劇的な一日となった。(中略)883円という長大な上ヒゲを形成して終わった。こんな長い上ヒゲは今年初めての記録的な物である

というのである(太線は本日付す)。

その12月18日の高値は19,860円だったから、まさしく「長大な上ヒゲは暴落の兆し」の口伝通り、その後の2ヶ月弱で5,000円安の14、868円(2月12日)を示現するとは当時は確信持って言っていた訳でもないがテクニカルを軽視または無視する者はこれを読めない。

2か月弱で5千円安と言うのはリーマンショック暴落にも相当するものだ。

図11 日経平均の日足チャート上に至現した上ヒゲ

図11 日経平均の日足チャート上に至現した上ヒゲ

図12 「上ヒゲ」となった12月18日の日経先物の日中5分足

図12 「上ヒゲ」となった12月18日の日経先物の日中5分足


今回ご紹介した山崎和邦 週報『投機の流儀』(罫線・資料付) 2016年3月20日号では、これ以外にも以下の内容を山崎氏が詳しく解説しています。

(6)2月11日のMさん、僭越ながら、銘記されたし

(9)ノルウェイ政府系ファンド

(10)ブラジル為替概況とブラジル政局

(11)「トランプ・リスク」

(12)今後の日銀の出方──打つ手があれば今後は決定会合では6対3で決まる

(15)5年前に筆者が言った「3年内に円は120円」は良かったとしても、その時に同時に「10年内に200円」と言ったのは怪しくなってきた、円の先高観について

(16)学生時代のゼミの友人との原発再稼働についての交信

(17)Yさんからの「中間反騰についての」質問との交信(15日)

(18)Oさんからの「青春期相場…」についての質問(11日)

(19)Yさんからの「原油投資について」(13日、夜)

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【関連】クルーグマンと浜田宏一氏の誤り~『2020年 世界経済の勝者と敗者』を読む=吉田繁治

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