大手から「入社式中止」発表相次ぐ。トヨタ、ソニー、ホンダ、日立…新型コロナが影響

新型コロナウイルスの感染拡大のリスクを避けるため、トヨタ自動車、JR東海、ソニー、ホンダ、日立製作所、東芝、ビックカメラなどの大手企業が来月予定していた入社式の中止を決めたことをNHK、朝日新聞、共同通信などが報じた。イオンなど、延期することを発表した企業もあるという。

トヨタ 入社式中止へ 新型コロナウイルス影響 #nhk_news https://t.co/eSu5DffSx2

— NHKニュース (@nhk_news) March 10, 2020

朝日新聞によると、豊田市の本社ホールで開催予定だったトヨタ自動車の入社式には新入社員や関係者ら1千人以上の参加が決まっていたが、「社員や出席者の安全安心を優先するため」取りやめたという。中止するのは製造・販売の両部門を統合した1982年以来初めてのことで、入社式に代わるイベントを開く予定はなく、新入社員研修もグループなどに分けて少人数で実施する見通しだ。
共同通信は、入社式の中止を受けて、トヨタやソニーなどは社長が新入社員へのメッセージを発信する方向で準備を進めているとしている。

新型コロナウイルスは、今年度新生活を迎える学生や社会人の卒業式や卒業旅行のみならず、入社式にまで影響を及ぼすことになる。新生活を迎える新社会人にとっては、「晴れやかなスタート」とは言い難い春になりそうだ。

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