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アベノマスクは要らない、現金給付を!政府配布の“給食当番風”布マスクに拒否反応続々

政府は1日、第25回新型コロナウイルス感染症対策本部を開催。感染拡大を続ける新型コロナウイルス対策についての議論を行い、安倍首相は店頭で品薄状態が続いているマスクについて次のような対応を取ることを発表した(首相官邸)。

・全国の医療機関に対しては、先月中に1500万枚のサージカルマスクを配布した。さらに、来週には追加で1500万枚を配布する予定。
・高齢者施設、障害者施設、全国の小学校・中学校向けには布マスクを確保し、順次必要な枚数を配布する。
・再来週以降、感染者数が多い都道府県から、順次、全国で5000万余りの世帯全てを対象に、日本郵政の全住所配布のシステムを活用し、一住所あたり2枚ずつ布マスクを配布する。

安倍首相は、店頭で依然、マスクが品薄状態であることについて「国民の皆様には大変御不便をお掛けしております」と述べ、「(安倍首相自身も着用している)布マスクは使い捨てではなく、洗剤を使って洗うことで再利用可能であることから、急激に拡大しているマスク需要に対応する上で極めて有効であると考えております」と新型コロナウイルスの感染予防に有効であるとの見解から来週決定する緊急経済対策に布マスクの買上げを盛り込み、配布することを決めたようだ。

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一住所当たり2枚としたことについては、「世帯においては必ずしも十分な量ではない」と認めたうえで、「店頭でのマスク品薄が続く現状を踏まえ、国民の皆様の不安解消に少しでも資するよう、速やかに取り組んでまいりたいと考えております」と述べている。

これについてネットでは、「今日の最も優れたエイプリルフールネタやろ」「あまりにもどうしようもない発想すぎて唖然としています」「今欲しいのは布マスク2枚じゃくて現金です」「国民をバカにするな」「マスク2枚の配給が経済対策?」などと、「#マスク二枚でごまかすな」というハッシュタグをつけた投稿が続々とあがっている。大方の意見は、「マスク配布よりも現金給付が急務だ」「マスク給付よりも減税して欲しい」といったもので、“やってる感”を出したいだけはないのか?という批判の声も多い。

2日のTBSの番組で、コメンテーターでタレントの小林麻耶が「(マスクの)郵送費だけでなくてそのまま郵送するのではなくてマスクを包装しなければいけないし、もしそのお金があるんだったら増産に回していただいて、私たちの手に入るようにしてもらいたい」と提言し(スポーツ報知)、「まさに正論!」と共感を呼んでいるが、布マスクが2枚ずつ配布されたところで助かる人がいる反面、マスク以外のところで困っている人もいるだろう。

朝日新聞が「布マスクはむしろウイルス感染を増やす」という論文があることを紹介しているが、「不衛生だ」という理由で、使い捨てマスクしか使いたくないという人もいる。

利権団体でもなく、一部の国民だけでもない、国民“全員”にとって必要な施策は何なのかという視点で政府には対策を講じてもらいたい。

Next: 要らない…。マスク配布報道で、「給食当番」「アベノマスク」がトレンドに

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