アシアナ航空〜負債11兆8,000億ウォン(約1兆円)
アシアナ航空といえば、昨年にHDC現代産業と未来アセットの企業連合による買収が進められているが、これが新型コロナウイルスの影響で、その買収そのものが破綻するかもしれないという中々、ショッキングな展開となっている。
今のところ、予定されていた有償増資の日が延期された程度で、一応、HDCは買収には何の問題もないと述べている。
しかし、アシアナ航空がまともに運航できる日がやってくるのは1年後かもしれない今の状況では、今後はHDCの買収が失敗する可能性だってある。
いくら韓国の2大航空会社の左翼とはいえ、飛行機も飛ばせないなら負債だけが積み上がる。
そんな企業を買収して利益を出せるのか。HDCは判断を求められていくだろう。
そんなアシアナ航空の負債額は11兆8,000億ウォン、日本円で1兆円とのこと。しかも、これから増大するのは確実だ。
これは買収を進めるのは失敗だったと思う(まぁ、新型コロナウイルスが流行する以前には読めるはずがないので、後付けであるが)。
韓国航空業界84万人の雇用が消え去る
因みに韓国航空業界84万人の雇用が岐路に立っているらしく、業界は手厚い支援を韓国政府に求めている。
しかし私から言わせると自業自得だ。日本製品の不買運動、日本旅行自粛の時に、韓国の航空会社は反対の声をまったく上げなかった。
つまり、韓国の正義のために84万人の雇用が消え去るということになる。
もっとも、支援してもそれも韓国人の税金であるので、国家債務が膨れあがるばかりで、韓国経済の破綻を招く結果になるかもしれない。
今週の韓国市場〜東学アリ vs 外国人・機関投資家
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- アシアナ航空の負債1兆円!?生き残りをかけた韓国航空業界の現実(4/12)
- KOSPI1500割れという絶望的な状況で韓国人が取った驚きの行動は・・・サムスン電子の株を購入することだった(4/5)
※本記事は、『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』2020年4月13日号の抜粋です。ご興味を持たれた方はぜひこの機会にバックナンバー含め今月すべて無料のお試し購読をどうぞ。
『2011年 韓国経済危機の軌跡(週間 韓国経済)』(2020年4月13日号)より一部抜粋・再構成
※タイトル・見出しはMONEY VOICE編集部による
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数年ごとに起きるデフォルト危機。世界経済が後退すれば、投資家が真っ先に資金を引き揚げていく新興国市場。輸出依存が96%という恐ろしい経済構造。ヘッジファンドに玩具にされる韓国市場。中国の属国化へと突き進む2014年。並行してスタグフに悩まされる現実。そして、1100兆ウォンを超え、雪だるま式に膨らむ家計債務の恐るべき実態。経済の問題点とは何なのか?なぜ、また、第四次経済危機が迫っているといえるのか。それは読めばわかる!投資、ビジネス、教養、雑談ネタにも最適な、最も韓国経済の実情を知ることが出来るメルマガ。