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迫る韓国3回目の通貨危機で日本に擦り寄り?日韓通貨スワップの重要性にやっと気づいた=勝又壽良

韓国経済は新型コロナウイルスによる感染者急増で窮地に立たされている。こうした事態において誰でも想像するのは、韓国「3回目」の通貨危機襲来リスクである。(『勝又壽良の経済時評』勝又壽良)

※本記事は有料メルマガ『勝又壽良の経済時評』2020年3月16日号の一部抜粋です。ご興味をお持ちの方はぜひこの機会にご購読をどうぞ。当月配信済みのバックナンバーもすぐ読めます。

プロフィール:勝又壽良(かつまた ひさよし)
元『週刊東洋経済』編集長。静岡県出身。横浜市立大学商学部卒。経済学博士。1961年4月、東洋経済新報社編集局入社。週刊東洋経済編集長、取締役編集局長、主幹を経て退社。東海大学教養学部教授、教養学部長を歴任して独立。

3回目の「通貨危機」襲来か

韓国は、新型コロナウイルスによる感染者急増で、内需が落込み窮地に立たされている。

WHO(世界保健機関)から「パンデミック」宣言が出されるに及んで、輸出依存度の高い韓国にとって、さらに大きな痛手である。韓国経済は、内外需の両面で圧力を受けることになった。

こうした事態において誰でも想像するのは、韓国の「3回目」の通貨危機襲来リスクである。

1997年11月の通貨危機、2008年9月のリーマン・ショックによる金融危機を経験させられたからだ。いずれも、韓国ウォン相場の暴落に端を発する混乱であった。

ウォンは、1ドル=1,200ウォンが「マジノ線」とされている。1,200ウォンを割って下落に転じると歯止めが効かず、軽く1,500ウォン程度まで暴落して最悪事態に追い込まれるのだ。

株式は6ヶ月空売り禁止

3月に入って、世界的な株価暴落で韓国株式市場もこれに飲み込まれた。

3月13日、窮余の一策として、株式市場で6ヶ月間の「空売り禁止」が発表された。

外国人投資家が、株式売却で得た資金を海外送金すれば、ウォン安を招くという道筋を遮断するものだ。韓国当局は、口には出さないがすでに「3回目の通貨危機」を回避する動きに出てきた。

為替投機筋が、ウォンを狙って売り崩すリスクは過去最大へと膨らんでいる。

Next: 2大要因で韓国経済は過去最大の危機へ。文政権がこれまで行なった経済政策――

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