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米ドル覇権はコロナで終わった。10年後の基軸通貨が「仮想通貨」になる理由=吉田繁治

電子マネーと仮想通貨

10年後の世界を想定すれば、国際的な取引に使う通貨は「電子マネー化」し、ブロックチェーン方式の仮想通貨(暗号通貨)に代わっていくでしょう。

テレワークは、仕事の電子化でもあります。人にわたる文書も、不正な改ざんができないブロックチェーンになっていきます。

紙幣がブロックチェーンになることと、文書がブロックチェーンになることは、プログラムでは同じことです。

世界の電子マネーに激しく遅れていた日本でも、コロナショックを契機にスマホでの電子マネーの利用が急速に増えています。こうしたことが、転換のきっかけになるのです。

カードのようなタッチがない。ケータイ・マネーは思っていたより便利という声が多い。スマホの電子マネーと、暗号通貨の仮想通貨には、同じといえるくらいの親和性があります。

10年後を遠いと感じるか、近いか。

リーマン危機は、12年前でした。東日本大震災からはすでに9年が経過しています。記憶される過去の時間は、過ぎると一瞬です。記憶には過去の、自分の歴史しかない。未来は確率です。

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image by:Evan El-Amin / Shutterstock.com

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