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居酒屋の倒産ラッシュ開始。「忘年会消滅」でも生き残るのは◯◯な店だけ=栫井駿介

活路は「高級」

このままいくと大多数の居酒屋が店舗の閉鎖や倒産に追い込まれてしまう可能性があります。現に、すでに多くの企業が店舗の撤退を始めています。財務的な余力のない企業から、この流れは加速することになるでしょう。

一方で、まったく飲めるところがなくなったら、どうしても必要な場面で困ってしまいます。大切なお客様と接待をしたり、家族内でのお祝いするお店も必要になるでしょう。

そこで思いつくのが「高級」というキーワードです。

高級感=清潔感のある店舗で、なおかつ個室であるなら、感染に対する恐れは最小限に抑えることができます。どうしても必要な場面では、高いお金を払ってでもそのようなお店を利用することが考えられます。

このような需要を掴むことができた一部の店舗は、さらに値段を上げることもできるかもしれません。コロナ禍が続けば続くほど、その可能性は高まります。

GoToトラベルで生まれた格差

実はこれと似た現象がホテル業界で起こっています。それがGoToトラベルによる格差現象です。

GoToトラベルは、旅行代金に対して一定の割合で補助が出ますから、上限はあるものの高い金額のホテルに泊まるほど、補助額としては上がるわけです。

また、これまでのように頻繁に旅行に行くこともできなくなりますから、その1回を楽しもうと思ったら、できるだけ満足のいく高級なところに泊まりたいと思うでしょう。

多くの人がそのように考えた結果、格安宿やビジネスホテルではGoToトラベルが始まっても閑古鳥が鳴き、一方で個室を売りとする高級旅館等は常に満室となるほどの大盛況だったわけです。
※参考:「高級旅館はどこも一杯」富裕層ばかり得する「GoTo」は正しい政策なのか 業者救済だけでは冬を越えられない – PRESIDENT Online(2020年9月18日)

Next: 飲食業界の勝ち組はどこか?

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