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菅政権はGoTo自滅で短命に。米国民主党政権誕生で自民党敗北のジンクスも=今市太郎

次期衆院選で自公政権決定的敗北・下野アノマリー

米国では14日に選挙人投票が行われ、ようやく正式にバイデン民主党政権が誕生するとの報道が出ています。

実は過去40年の米国大統領選を振り返りますと、ビルクリントンが共和党から政権移行した1993年と、オバマが就任した2009年直後の日本の総選挙では、自民党政権が歴史的敗北を喫し下野する憂き目にあっています。

つまり、民主党政権誕生時の国内の自民党政権は、選挙で負けて下野するというアノマリー(よく当たる経験則)が存在しつつあります。

単なる偶然という人も多いわけですが、宮沢政権の瓦解はどうみても米国側からプレッシャーをかけれた可能性がありそうで、米国民主党政権になると日本に対する対応が厳しくなると言われはじめたのもこのあたりからでした。

また今や有権者の存在を無視して偉そうに振る舞っている麻生太郎氏も、オバマ政権発足後、公明党との連立で総選挙に臨み首相就任からたった11か月で大敗して下野を余儀なくされています。本来、首相として国民から否定されているわけですから、副総理などとして政権に復活するべき存在ではないのですが、今やそんなことは微塵も恥じていない御様子で、傍若無人な存在となっているのは皆さまご存知の通りです。

そして、誰が見ても米国との親和性に極めて低く、また米国側も日本に対する興味が著しく低下した状況下の菅政権は、GoToキャンペーン強行で自ら「自滅の刃」をふりかざし、超短命内閣への道を生き急いでいるように見えて仕方ありません。

「2度あることは3度ある」のことわざ通り、次に総選挙を行えば、別に米国民主党の圧力がなくても今度こそボロ負けになりそうなところに早くもさしかかっています。

むしろ早く総選挙を実施していただくことが、国民にとって幸福なことになるのではないかとさえ思う次第です。

東京オリンピック強行開催まで内閣は持たない可能性大

このまま本当に年末に非常事態宣言発令で長期の巣ごもりを余儀なくされた場合には、四半期GDPの大幅下落は間違いなさそうで、下手をすれば年間で大幅マイナスを示現する可能性も出てきています。

巷ではファイザーの新型コロナワクチンの接種が始まっていますが、WHOの悪名高きテドロス氏でさえもワクチンがウイルス感染を完全に終息するドライバーにはならないと明言していますので、年明けには簡単に感染が終息すると考えるのは相当、楽観的すぎるようです。

菅政権は7月の東京オリンピック・パラリンピックを強行しようとしていますが、物理的に開催ができなくなる可能性はかなり高く、なにより国内世論は強行開催をまったく好感していませんので、これまた支持率を下落させる大きな材料になりそうです。

Next: 海外投資家は菅政権を見限る?日本市場に暴落警報

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