コロナ禍の終息は見えていない
この新型コロナはワクチンの開発成功などで、なぜかすでに終息モードが見えてきているような錯覚に社会全体が陥っているようにも見えます。
しかし、変異の激しいウイルスにワクチンが本当に効くかどうかはまだよくわからない状況ですし、副反応、アレルギーの問題、幼児への接種に本当に問題がないかどうかは、現状の治験だけではよくわからないのが実態です。
正直、ぶっつけ本番の人体実験実施の感が否めません。
100年前のスペイン風邪の事例を考えれば、終息までに都合2年以上かかることも十分にありえそうです。そうなると、国内の大学生はさらに悲劇的な状況に追い込まれる可能性が高まります。
両親の困窮がもっとも大学生に影響を与える事態に
この調査ではどういう状況から学校を退学・休学したのかの詳細がいまひとつよくわかりませんが、学生の学費を支払う両親の経済状況が悪化していることが主たる要因であることは間違いなさそうです。
さらに学費は捻出できても、地方から東京などに出てきて生活をするための費用が枯渇し、本来ならばアルバイトで自ら補填することで賄うつもりであったことが、それもうまくいかないということも十分にありえる話。これを解決することが必要です。
先般、UberEatsの配達人が増えすぎているという話を当メルマガでも書きました。
首都圏のみならず全国的に学生がアルバイトをできるような案件は激減しており、学業とバイトを両立させられるような状況ではなくなっていることも、退学や休学に繋がっているものと思われます。
ただ、学校を辞めたとしても、その先に働いていける案件が激減しているのもまた事実ですから、金銭的な問題として考えれば、学校を辞めてセーブできるのは学費ぐらいの話になってしまうという、これまた厳しい状況が待ち構えていることになります。
現状の大学生は学校を辞めれば新しい道が拓けるわけではまったくないことを、より冷静に考える必要がありそうです。