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大学生は死ねというのか?生活苦で中退・休学急増、両親も困窮、働き口なし=今市太郎

かろうじて通学できていても、1日2食の欠食状態に陥る例も

認定NPO法人フードバンク山梨が、山梨大と都留文科大の学生を対象に新型コロナウイルスの影響を尋ねたアンケートで、学生の半数近くが「食事は1日2回」と回答したことがわかり衝撃を与えています。

3食たべている学生でも「1回の食事量を減らしている」と答えた学生が3割もいるそうですから、状況は我々が考えているよりもはるかに悪化していることがわかります。

新型コロナの影響でアルバイト代などが減り、食費を切り詰めている学生の実態が明らかになっています。

これは山梨だけの問題ではなく、生活コストの高い都市部でも同じことが起きていることが容易に予想できる状況です。

もっとも食べ盛りの18歳から22歳あたりの大学生がカネに困って食事の回数を減らすということが、この令和の時代に現実に起こっているわけです。

これが戦前の小学校あたりなら、たしかに昼ご飯をもってこれなかった子供が多く、欠食児童と称されて学校給食が始まるきっかけにもなったわけです。

しかし、いまどきの大学生がダイエットとは関係なく1日2食で我慢しているという話はとにかく驚きであり、これが全国的な大学生の実態であるとすれば、この国はもはや先進国ではなく、猛烈に恥じるべき状況です。

何も対策せずに「自助」を振りかざしたらこの惨状

東北から集団就職して段ボール会社で働きながら、苦労して夜学の法政大学に通って叩き上げで偉くなったという触れ込みだった菅首相。その実態は、勉強嫌いで頭が悪すぎて、結果、昼間の大学に合格できず逃げるように故郷を出て、ようやく法政の夜学に通っていたという苦労人でっち上げ話はすでに公になってしまっています。

足元で新型コロナにあえぐ大学生たちは、本当にリアルな苦労人の人生に直面しており、これは絶対救うべき存在です。

今や大学への進学率は飛躍的に上昇し、決して優遇された特別な人が進むべき道ではなくなっています。国の支援の在り方がまさに問われる状況です。

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