TKO木本に5億円規模の投資トラブル報道、ハマっていたと噂されるSTEPNとは？芸能界人脈を駆使して集金もポンジスキームに加担して水の泡か

お笑いコンビ「TKO」の木本武宏さんが、5億円以上にも及ぶ投資トラブルを抱え、テレビやラジオへの出演見合わせを各局に申し入れていると、複数のメディアが報じている。

報道によると、木本さんは親交のあるタレントや後輩芸人、スタッフらに投資話を呼びかけ、お金を集めていたとのことだが、一緒に投資を進めていた人物と急に連絡がつかなくなったとのこと。木本さんが集めた5億円以上とされるお金は、自身の手元には残っておらず、返金できる状況にないという。

金額が相当に大きいことから、今後警察沙汰になることも考えられ、そうなれば今回の出演見合わせに留まらず、事務所の松竹芸能としては木本さんの契約解除に踏み切らざる得ない状況になるのでは、と報じられている。

木本さんが勧めていた投資の実態とは？

木本さんといえば、相方だった木下隆行さんが2020年に後輩へのパワハラなどが原因で、松竹芸能を追われた後は、実質ピン芸人として活動。主に関西ローカルのテレビやラジオ番組でMCを務めるいっぽうで、NHK朝ドラ『ごちそうさん』『スカーレット』に出演するなど、俳優業のほうもいたって順調だった。

いっぽうで木本さんは、一時期にはとある経済誌が運営するビジネスニュースサイト上にて、連載コーナーを持っていたことも。2017年12月に公開された回には「仮想通貨のことを猛勉強している」という発言もあり、このころにはすでに木本さんのなかで、投資に対しての関心が大いに芽生えていたようである。

そんな木本さんだが、実際にどんな投資をやっていたのかというと、報道では具体的な名前はまだ上がってない状況だが、SNS上ではどうやら「STEPN」ではないかという噂で持ち切りのようだ。

【悲報】「TKO」木本　STEPNで5億円以上の投資トラブルか

✅STEPNで投資勧誘して失敗したとの噂
✅後輩芸人などにすすめていた
✅TwitterとInstagramが6月から更新停止
✅レギュラー番組も欠席し放送内容未定に
✅ネットサロン閉鎖
✅最悪の場合警察沙汰https://t.co/mkGO06yl01 pic.twitter.com/P0UCup0YVE

— かそつーくん👼 kasotukun (@kasotu2525) July 20, 2022

これSTEPNのようですね。
5億円以上集めれた木本さんはスーパー営業マンだ笑
ただ投資はどこまで行っても自己責任ですからね。

第三者に委託してる時点でリスクしかない。
自分のお金は自分で増やす。これに限ります。

ポンジスキームは手を出すと痛い目しか見ません。https://t.co/lUvLBkSmV5

— ラッキーBOYの日常 (@oniku___man) July 21, 2022

TKO木本が紹介してた案件ってSTEPNらしいね
非推奨はしてましたがあくまでポンジであって詐欺案件ではないんですが、
稼げなかった人間がすぐ詐欺だと喚く風潮は良くないなー
それじゃ新しい技術が育ちにくくなってまた日本は世界から置いてかれる

あくまで投資は自己責任で
外れたらそれは勉強代！

— hiro'nft (@hiro220610) July 20, 2022

最近では、ゲーム内の通貨やアイテムなどを、暗号資産やNFT化された資産として手に入れることができる、いわゆる「NFTゲーム」が注目を集め、「Play to Earn（遊んで稼ぐ）」というワードも大いに持て囃されているが、今回取沙汰されている「STEPN」は、NFTであるスニーカーを入手し、それで実際に歩いたり走ったりといった移動をすることで、その距離に応じた仮想通貨などを入手できるというもの。NFT界隈では、この手のゲームを「Move to Earn」などと総称しているようだ。

所属事務所は「現在、事実関係を確認中」

「STEPN」はそれらのサービスのなかでも、開始直後から会員数を急激に伸ばすなど、注目を集める存在だった模様。ゲームの注目度が上がり、それらに勤しむ人間が増えるほど、既存ユーザーが購入したNFTの価値が値上がりすることも期待できるだけに、今回のような周りに勧めるといった動きも出てくるわけだが、いっぽうで「STEPN」に限らずNFTゲーム全体に対しては、「ポンジスキームなのでは」と訝しむ視線も少なくない。

出資を募って資金を集めるも、実際には運用をせずに、新たな出資者からの金を配当金として支払うことを続けた末に、やがては破綻を迎えるというポンジスキーム。実際、Windows95の開発にも携わった世界的なエンジニアで、投資家としても成功している中島聡氏も、2022年7月12日に配信した自身のメルマガにおいて「一番の問題は、Play2Earnゲームが『楽しさ』よりも『儲かる』ことに重点を置いている点にあり、『購入したNFTが値上がりする』ことをユーザーが期待している限り、ポンジスキームになってしまい、いつかはユーザーの期待を裏切ることになるのです。」と発言。Play to Earnは本質的にポンジになりやすいとの警鐘を鳴らしている。

とはいえ今回の件に関しては、木本さんが一緒に投資を進めていた人物が、急に連絡が取れなくなったことで、返金のめどが立たなくなったという経緯もあり、その木本さんを騙したとされる人間が悪く、STEPN自体は悪ではないと擁護する声もチラホラ。

いっぽうで「投資はあくまで自己責任」とはいえ、木本さんが前述のようなPlay to Earnの抱える問題点を意識したうえで、周囲からお金を集めていたかのかどうかは、今のところはっきりとしたことは分かっていない。木本さんが所属する松竹芸能は今回の件に関して、21日時点で「現在、事実関係を確認中です」と答えるのみで、木本さんのSNSも反応がまったくない状況だが、金額も相当多額にのぼるだけに、本人からの早急な事情説明が待たれるところだ。

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