■NY株式:米国株式市場は下落、イラン情勢の悪化を警戒
米国株式市場は下落。ダウ平均は557.37ドル安の48941.90ドル、ナスダックは46.64ポイント安の25067.80で取引を終了した。
イラン情勢の緊迫で原油高を嫌気し、寄り付き後、下落。イランによるアラブ首長国連邦(UAE)の石油輸出拠点や商業船舶攻撃が報じられ、和平への期待が大幅に後退し、一段安となった。終盤にかけ、インフレ懸念の再燃で金利高も嫌気され、下げ幅を拡大し、終了。セクター別ではエネルギー、ソフトウエア・サービスが上昇した一方、運輸が下落した。
ディスカウント小売のアマゾン・ドット・コム(AMZN)は物流事業拡大計画を発表し、上昇。競合となる運送会社のフェデックス(FDX)は競争激化が懸念され、下落した。電子商取引会社のイーベイ(EBAY)はゲーム販売会社のゲームストップ(GME)が同社に560億ドル規模の買収案を提示し、上昇。ゲームストップ(GME)は売られた。格安航空会社のジェットブルー・エアウエイズ(JBLU)やフロンティア・グループ・ホールディングス(ULCC)は、定期航空便サービス提供のスピリット・アビエーション・ホールディングスが運営するスピリット航空の運航停止を受け、競争緩和期待に、それぞれ買われた。
クルーズ船運営のノルウエージャンクルーズライン・ホールディングス(NCLH)は第1四半期決算で収益減、需要低迷や燃料費上昇で通期見通しを引下げ下落。同業カーニバル(CCL)も警戒感に売られた。
ソフトウエアプラットフォームサービス供給するパランティア・テクノロジー(PLTR)は取引終了後に四半期決算を発表。政府からの需要拡大が支援し調整後の1株当たり利益が予想を上回ったほか、通期見通しを引き上げ、時間外取引で買われている。
(Horiko Capital Management LLC)
■NY為替:中東情勢緊張で原油高、ドルは強含み
4日のニューヨーク外為市場でドル・円は157円31銭まで上昇後、156円58銭へ反落し、157円23銭で引けた。製造業受注が予想を上回ったほか、イラン報道「米海艦艇がイランのミサイル攻撃を受けた」で原油高に連れた金利上昇でドル買いが優勢となった。米国はイラン報道を否定も、アラブ首長国連邦(UAE)のミサイル警告を受け、中東情勢悪化が警戒され、原油価格が再び上昇しドルは一段高となった。
ユーロ・ドルは1.1717ドルから1.1681ドルまで下落し、1.1690ドルで引けた。6月の利上げを織り込むユーロ買いも米国の対EU関税率引き上げを警戒したユーロ売りに押された。ユーロ・円は184円04銭から183円18銭まで下落。ポンド・ドルは1.3569ドルへ上昇後、1.3512ドルまで下落した。ドル・スイスは0.7820フランから0.7848フランまで上昇した。
■NY原油:大幅反発、一時107.46ドルまで値上り
4日のNY原油先物6月限は大幅反発。ニューヨーク商業取引所(NYMEX)のWTI先物6月限は、前営業日比+4.48ドル(+4.39%)の106.42ドルで通常取引を終了した。時間外取引を含めた取引レンジは99.11-107.46ドル。取引開始後に99.11ドルまで売られたが、まもなく反転し、ロンドン市場で107.46ドルまで買われた。NY市場の中盤にかけて101.49ドルまで反落したが、戦闘終結に向けてイラン側が提示したプランを米国側が受け入れる用意はないため、106.76ドルまで反発。通常取引終了後の時間外取引では105ドルを挟んだ水準で推移している。
■主要米国企業の終値
銘柄名⇒終値⇒前日比(騰落率)
バンクオブアメリカ(BAC) 52.19ドル -1.05ドル(-1.97%)
モルガン・スタンレー(MS) 188.01ドル -2.16ドル(-1.13%)
ゴールドマン・サックス(GS)903.27ドル -20.44ドル(-2.21%)
インテル(INTC) 95.78ドル -3.84ドル(-3.85%)
アップル(AAPL) 276.83ドル -3.31ドル(-1.18%)
アルファベット(GOOG) 379.64ドル -3.58ドル(-0.93%)
メタ(META) 610.41ドル +1.67ドル(+0.27%)
キャタピラー(CAT) 874.78ドル -14.89ドル(-1.67%)
アルコア(AA) 62.46ドル -0.17ドル(-0.27%)
ウォルマート(WMT) 130.33ドル -1.27ドル(-0.96%)
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